2026年7月第2週の中国のニッケル銑鉄価格は下落基調となっている。米ブルームバーグ通信が6月下旬にインドネシア当局が生産割当を緩めると伝えた。インドネシア当局は報道を否定したものの供給拡大観測が広がって精錬価格が下落し、中国の銑鉄価格にも下押し圧力となっている。
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米ブルームバーグ通信は6月24日、「インドネシア政府は一部の採掘業者に向け、2026年のニッケル採掘割当枠(RKAB)が、現在の2億6000万~2億7000万トンから3億6000万トンに引き上げられる、と伝えた」との消息筋の話を報じた。インドネシアのエネルギー鉱物資源省(ESDM)は翌日6月25日に「2026年のRKABはまだ確定していない」と表明し報道を否定したが、生産枠の緩和期待が強まった。インドネシアは7月にRKABを見直す。
■精錬、ロンドンと上海で値動き分かれる
過去3か月間のLME($/ton)とSHFE(RMB/ton)のニッケル価格の推移

精錬価格のうち、ロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格が供給拡大期待の影響を大きく受けた。7月9日に$1万6160/tonと、2025年12月末以来の安値水準を付けた。7月6日には$1万6000ちょうど近辺まで下げる場面があった。5月上旬の1万9000超えをピークに下落が続く。
上海先物取引所(SHFE)のニッケル価格は4月半ばの急騰後はほぼ横ばい。
■銑鉄も下落基調、鉱石は横ばい
過去3ヶ月間のニッケル銑鉄価格の推移(NPI content 10-15% China)(RMB/Nickel/MTU)

中国のニッケル銑鉄価格は7月3日に高値RMB1186/MTUを付けた。6月19日-24日の$1205をピークに軟調となっている。インドネシアの政策見極めたいとの様子見気分が強い。
過去3ヶ月間のニッケル鉱石価格の推移(1.8min CIF China)($/ton)

中国のニッケル鉱石価格は5月21日に付けた仲値$92.5/tonから横ばい。
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7月9日-11月8日
経産省は7月3日、中国や台湾、澎湖諸島、金門、馬祖から成る独立の関税地域を原産地、もしくは輸入元とするニッケル系ステンレス冷延鋼帯や冷延鋼板に対して暫定的な不当廉売関税を課する政令を閣議決定したと発表した。実施期間は7月9日から11月8日。
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6月30日
DOWAホールディングスは6月30日、子会社のDOWAエコシステムが、使用済みリチウムイオン電池(LIB)からニッケル・コバルト硫酸塩の回収プロセスを開発し、正極材メーカーへの直接販売に向けた実証試験を開始したと発表した。
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6月25日
インドネシアニッケル精錬大手のPT ガンバスター ニッケル インダストリー (GNI)は6月25日、「インドネシアの支払停止手続(Penundaan Kewajiban Pembayaran Utang、PKPU、日本の民事再生手続に相当)下に置かれた」と発表した。
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6月24日
阪和興業は6月24日、インドネシアでPT.Teluk Metals Industry(TMI 社)が行うニッケル/コバルト混合水酸化物(MHP)製造事業への参画を決定したと発表した。
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