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帝人 富士フイルムBIと共同で複合機外装カバーの「水平クローズドリサイクル」を実現

2026/07/23 20:27 FREE
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帝人 富士フイルムBIと共同で複合機外装カバーの「水平クローズドリサイクル」を実現

 帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:内川 哲茂)は、7月23日、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浜 直樹、以下「富士フイルム BI」)と共同で、市場から回収した使用済み複合機の外装カバー由来の原料を用いた再生プラスチックを、複合機の外装カバーに再利用する「水平クローズドリサイクル」のスキームを構築したと発表した。

 同スキームにより製造された部材は、再生材を使用しながらも高い外観品質を実現しており、複合機のフロントカバーへの適用が可能だ。

 

1.背景・経緯

(1)近年、資源供給の不安定化や原材料価格の上昇などを背景に、限りある資源を有効活用する取り組みの重要性が増している。特にプラスチック資源を含む製品や材料

の循環利用に対する社会的要請が高まっており、製品ライフサイクル全体での資源

循環の実現や、新規資源投入の抑制、廃棄物削減につながる取り組みが、企業に求められている。

(2) 富士フイルム BIは、 1995年から商品企画・開発・製造を含むライフサイクル全体を見据えた循環型システムを構築し、リサイクルおよびリユースの推進に取り組ん

できた。代表的な取り組みとして、使用済み複合機を再生し、新品部品のみで製造した複合機と同等の品質を保証する再生機を製造している。再生工程では、外装カバーの清掃や粒子状の研磨材を吹き付けるブラスト加工によってプラスチックの黄変を除去し、新品同等の外観品質を実現している。

(3)しかし、外観品質が求められる外装カバーの中には、破損や傷の状態によって従来のリユース手法では品質の確保が難しく、従来は新品部品に交換していたものがあった。 こうしたことから、 さらなる資源循環の実現に向けては、 再利用が難しい部品の再生技術の確立と、その運用体制の構築が課題となっていた。

(4) こうした課題の解決に向けて、 外装カバーなどに使用される樹脂製品を展開する

当社と富士フイルム BI は、長年培ってきた技術とノウハウを融合し、使用済み外装カバー由来の再生プラスチック(再生材)を活用することで、外装カバーの中でも特に高い外観品質が求められるフロントカバーへ再生する 「水平クローズドリサイクル」を実現した。
 

2.実現した「水平クローズドリサイクル」について

(1)一般に、使用済み製品から得られる再生材は、バージン材と比較して物性が低下

する傾向がある。そこで同社は、外装カバーに使用されるポリカーボネート系アロイ樹脂「マルチロン」について、 リサイクルを前提とした設計を採用し、長期間の使用後も物性の低下や変色が生じにくい組成設計を行って生産する。

(2)富士フイルム BIは、自社の使用済み複合機を独自の回収網を通じて回収し、リサ

イクルパートナーと連携して、外装カバーから金属や種類の異なるプラスチックを取り除いた上で、必要なプラスチックのみを回収・分解・選別する。さらに部品を洗浄しながら破砕する湿式破砕方式(*1)を採用することで、破砕時の異物の混入を抑制する。

(*1)水などの液体中で部品を破砕する方法

 

(3)同社は、物性復元や調色に関する独自のコンパウンド技術を適用し、富士フイルムBI の回収網と分別・破砕などの再資源化プロセスを通じて得られた材料を活用する

ことで、同材料を 80%含有しながらも、バージン材に相当する品質を有する「マルチロン CM(*2)」 を生産する。富士フイルム BIが長年培ってきた資源循環の仕組みと、 同社のコンパウンド技術を組み合わせることで、従来のマテリアルリサイクルでは実現が困難であった白系色の調色を実現した。

(*2)CM:Circular Materialsの略。帝人が展開する環境配慮型素材を用いた樹脂のグレード。


(4)富士フイルム BIは、「マルチロン CM」を用いて、複合機の外装カバーの中でも

特に高い外観品質が求められるフロントカバーを製造する。


 

(IR universe rr)


 


 

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