2026年8月初めまでのバナジウム価格は下落している。夏休みもあり取引が閑散としている。中国の鉄鋼入札がさえず、添加剤としてのバナジウムの中長期の需要も懸念されている。
Ferroalloynetは7月31日までの週刊レポートで、「供給側と需要側の双方が慎重な姿勢を保ち、その結果、市場の取引量は低迷した」と説明した。バナジウムメーカーはコスト増大圧力もあって容易に価格を引き下げられず、一方の調達側も積極的に買いを進める姿勢ではないため、膠着ムードが広がっている。
■五酸化バナジウムは4月以来の安値
過去3か月間の五酸化バナジウム価格の推移(V205 fob China)($/lb Vo205)

五酸化バナジウム7月31日に仲値$5.455/lbを付けた。心理的節目の$5.5を割り込み、4月上旬以来ほぼ4か月ぶりの安値を付けた。5月9日-14日の$6.115をピークに調整が続く。
過去3か月間のフェロバナジウム価格の推移(V78%min US$/kg EU)($/kg)

鉄鋼向けのフェロバナジウムもピーク後の調整が続く。7月31日に$26.555/kgと2月下旬以来およそ5か月ぶりの安値に下げた。7月上旬から中旬にかけてやや持ち直す機運もあったが、続かなかった。こちらはピークが4月半ばと早かったため、その後の調整期間も長引いている。
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9月1日
中国財政省など中国政府の関連部門は7月16日、バナジウムレドックスフロー電池(VRFB)を含む電池製品への消費税を引き上げると発表した。9月1日付で発効する。
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7月23日
カナダのバナジウムメーカーであるラルゴが7月23日に自社ホームページ上で発表した2026年4-6月期のバナジウム生産量は、粉末が前年同期比28.5%、固形が同53.4%それぞれ増えた。
ラルゴの2026年4-6月期生産量

(出所:ラルゴ発表資料)
7月16日
東欧ブルガリア現地メディアが7月16日、「ブルガリア中南部のスタラ・ザゴラ市の工業団地で、VRFB導入が始まった」と伝えた。ブルガリアの工業団地にVRFBが設置されるのは初めて。