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リサイクルビジネスの将来展望 資源循環ネットワーク 代表理事 林孝昌氏講演

2015.11.25 10:57

 過日、20日に日大理工学部で行われた廃棄物資源循環学会主催のセミナーで講演を行った

→(関連記事) リサイクルを成長産業とするための戦略 廃棄物資源循環学会シンポジウム
一般社団法人資源循環ネットワーク代表理事 林孝昌氏の講演をピックアップする。

 

 林氏が以前、「リサイクルビジネスをGoogle検索したところ、検索結果に出てこなかった」こと、これに対し「廃棄物処理業とリサイクル業の複合体である」とその著作に著したことが紹介され、両事業を産業の今後として捉えた場合、「廃棄物処理業は少子高齢化を前提に成長の余地が無い」が「リサイクルビジネスは自社の強みを生かした独自のビジネスモデルにより成長を目指すもの」と説明がなされた。

 

 そして、「リサイクルビジネスの市場規模は電力の小売量とほぼ同額14兆円(環境省のデータを元に林氏が算出)あることが象徴的」と付け加えられた。

 

 それでは、どのように将来に向かうべきか?だが、それについては、「将来シナリオの分かれ道として、アメリカのように価格競争による寡占化で産業としての活力の低下へと進んでしまうのではなく、マーケットの細分化と付加価値追求でリサイクルビジネスの進化を図るべきであるとし、そのためには、「現在の川上と川下にリサイクラーがぶら下がっている構造を変え、リサイクラーが主役となることが必要」と説明された。

 

 続いて、「ボーダレス化するリサイクルビジネス」として「ボーダレス化によって、原燃料製造業への重心シフト、温暖化対策等を含む役割拡大、原燃料供給能力の強化が必要となり、トップランナーのレベルアップによる業界全体の底上げが起こり、リサイクルビジネスの進化に繋がる」という説明と共に、その事例として林氏が関わっているという「大栄環境との都市鉱山開示システム」や「川崎エコタウンでの廃プラスチックの低炭素型リサイクル」が紹介された。

 

 また、マーケットのボーダレス化の事例として「モーダルシフトによる汚染土壌等ロジスティクスの高度化」が挙げられ、「リサイクラーが関わる領域が拡大している」ことが説明された。

 

 続く「我が国リサイクルビジネスの将来展望」では、「大規模化、グローバル化、低炭素化する」として、「資本力が必要となってくること、国是としての低炭素化推進、エネルギー特別会計、少子高齢化に伴う市場縮小、製造業の海外生産の定着」が、その必然的な理由として挙げられた。

 

 最後の「未来を創るビジョンと投資」では、この後、スズトクの鈴木氏も引用することになった" 悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである" というフランスの哲学者 アランの言葉と共に「誰にも分からない将来だからこそ、その実現性と広がりはマクロ的な関係者全体の意志に左右される」こと、だからこそ「我が国の行政機関や事業者等関係者が高い志と進化の実現に向けて取り組むならば、リサイクルビジネスの将来は明るい」点が強調され結びとなった。

 

(IRUNIVERSE Kataoka)

 

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