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8月の銅の概況及び9月の見通し  橋本アルミ(株) 橋本健一郎

2018.09.11 15:01

予想レンジ

 LMEセツル    5800-6100ドル          弱い

 建値        680-730円             弱い

 為替        110~112円 (1か月間TTM)   変わらず

 

 

■国際概況

 前半は、エスコンディダ鉱山の労組が会社側の最終提案を拒絶する見込みでストライキ突入の可能性が高まっていること。

チリではまたコデルコが保有するチェキカマタ銅山で現場の労働者が30日、職場放棄するなどのプラス材料もあったが、中国政府が米国の中国製品2,000億ドルに対する追加課税措置に対抗して米製品5,200項目に対する課税措置を公表を嫌気しDOWN。

 8月14日時点で6120ドル(セツル)と月初価格より93ドル安の前半締めとなった。

 

 後半は、チリ・カセロネス銅山のスト回避に加えて同じくエスコンディダ銅山での労使交渉が順調に妥結したことで銅供給の途絶懸念が和らいだこと、米中高官が協議を実施しても発動停止には至らず 米中は追加関税第2弾として25%の追加関税を発動するなどの悪材料もあったが、22日からの米中の事務レベルの貿易協議への期待感やトランプ大統領が利上げ批判発言をしたことによるドル安、ドル安、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐり米とメキシコが2国間協議で合意に達したことなどを好感しUP。

 9月10日 現在、後半スタート価格から40ドルDOWNの5883ドル。

 建値71万円のスタート。

 

 

■前月の経済指標

 ◆月間のドル/円レート (TTS)

  111.83 → 111.03(円)

グラフ

                                                                     出展  MIRU

 

 

◆自動車生産台数                                      

 日本自動車工業会によると自動車生産台数は前年比-4.4%の82万2272台であった。  

表

 

 

◆自動車販売台数

 日本自動車販売協会連合会によると自動車販売台数(軽除く)は前年比-0.2%の23万3358台

表

 

 

自動車生産台数

グラフ

                        出典 日本自動車工業会

 

 

自動車販売台数推移

グラフ

                    出典 日本自動車販売協会連合会

 

 

新設住宅着工件数推移

表

 

 

グラフ

                          出典 国土交通省統計

 

 

◆貿易関連指標

 輸出

 財務省貿易統計によると輸出は前年比で電気銅が+11%の4万6311t、スクラップが-18.6%の2万5469t。

表

 

 

輸出推移

グラフ

 

 

輸入

輸入は 電気銅が前年比+305%の3448t、スクラップ +33.5%の1万2808t

表

 

 

輸入推移

グラフ

                       出典 財務省 貿易統計              

 

 

■前月の国内指標   

 国土交通省統計によると新設住宅着工戸数は前年比-0.7%の8万2615戸であった。

グラフ

                         出典 日本伸銅協会

 

 

日本電線工業会発表の出荷速報(推定)

 銅電線出荷量は、前年比+4.7%の5万9800tであった。 

グラフ

                                出典 日本電線工業会

 

 

■国内概況まとめ

【自動車】

 6月の四輪車生産台数は82万2272台で、前年同月比-4.4%となり4カ月ぶり減少。

  輸出は38万370台で前年同月比-7.4%。

 

【販売】

 8月の国内自動車販売台数(軽は除く)は23万3358台 で前年比-0.2%。

 1カ月ぶり減少

 内  乗用車  +2.1%

    貨物   -10.7%    

    バス   -45.4%    

          

【住宅】

 ・ 平成30年7月の住宅着工戸数は82,615戸で、前年同月比で0.7%減となった。また、季節調整済年率換算値では95.8万戸(前月比4.7%増)となった。

 ・ 住宅着工の動向については、前年同月比で2か月連続の減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家は増、貸家、分譲住宅は減となった。

                             

【伸銅品生産】

 伸銅品生産 前年比-03%の7万606t 2か月連続減少。

    内需 5万8301t -0.8%  2カ月連続マイナス

  輸出 1万2305t  +1.8%  2カ月ぶりプラス

  銅条 2万3634t -0.4%  2カ月連続マイナス

  黄銅棒1万5600t -3.6%   3カ月連続マイナス

 

【電線】

 前年比+4.7 %の5万9800t

  うち 国内 +4.2% 輸出が +25.9%       

     通信 -5.8%、電力 +11.6% 電気機械 +5.5% 自動車 -0.3%

     建設電販+3.5% その他内需+6.2%

 

【輸出】   

 電気銅輸出が+11%の4万6311t。

 銅スクラップは-18.6%の2万5469t。

 

【輸入】

 電気銅が+305%の3448t。

 スクラップは+33.5%の1万2808t。

 

【見通し】

 ・自動車は生産が-4.4%。国内販売台数が前年比-0.2%

 生産が4カ月ぶりマイナス、販売も1カ月振りマイナス。

 生産販売共にマイナスこれが続くかどうか今後に注目。

・ 住宅着工の動向については、前年同月比で-0.7%と2か月連続マイナス。

 大幅減は治まったが今後減少が続くのか今後の動向に注目

・伸銅品 2カ月連続減少 前年比-0.3%。

 需要の多い銅条2カ月連続マイナス、黄銅棒は3カ月連続マイナス、輸出2ヵ月ぶりプラス

 微減ではあるが今後マイナスが続くか注目。

・電線 前年比+4.7%の5万9800t

 輸出が+25.9%。

 需要の多い 自動車、建設電販がそれぞれ -0.3、+3.5%

 建設電販が4カ月連続プラスに!

・銅輸出は 地金は円安から増加 スクラップは内需用途から減少

・銅輸入は 銅価格の下落を受けて大幅増加 内需用途からスクラップは増加。

 

【スクラップ景況予想】

 流通在庫は月初の建値75万から一時70万まで下落し塩漬け漬け状態。

 需要面に関しては足元の生産状況が比較的良好。

 秋冬の需要に向けて購入意欲は高いが品費の良いスクラップは高値で購入したもので問屋の出し渋りが考えられ需給は引き締まるのではないか

                                              

【LME・為替予想】

 今月は米中貿易戦争と米FRBの利上げ動向に左右される

 米中貿易戦争に関してはトランプ米大統領が7日、2670億ドル分の中国の輸入品に対し追加関税を課す可能性を示すなど、米中の貿易摩擦が激化する 報復合戦は続くものの トランプ政権の貿易制裁関税案についての一般からの意見募集が終了  この内容によっては歩み寄る可能性あり

 FRBの利上げに関しては 8月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比20.1万人増で事前予想の19万人を上回り  物価動向を占ううえで注目される平均時給の伸び率が拡大し、米利上げが続くとの見方が強まったことから利上げの可能性あり。

 これらを踏まえた9月の銅価格は米中貿易戦争で緩和に向かう何かしらの話し合いや政策がでて 次回のFOMCで利上げがされなかった場合、6100ドル付近

両条件が揃わなかった場合現状からもう一段安の5800ドル付近まで下落するとの予想。

ドル円値は110円~112円(TTM)台を予測。

銅建値に関しては680-730円程度と予測している。    

 

 

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