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ハンガリーからの風#3 BIR2019 世界のプラスチックリサイクル動向

2019.10.23 09:03

写真 BIR (Bureau of International Recycling )主催による2019年ワールドリサイクリングコンベンションがブタペストで10月14日から15日まで開催されたが、今回はプラスチック部門におけるディスカッションを報告する。

 

(関連記事)

 ・ハンガリーからの風#1 BIRワールドリサイクリングコンベンション・ブダペスト2019年開幕

 ・ハンガリーからの風#2 BIRブダペスト2019 中国のスクラップ輸入規制の行方

 

 

 BIRプラスチック委員会を率いる委員長でオランダのVita Plastiocs社の Henk Alssema 氏は、冒頭の挨拶で、経済の先行きへの懸念および不透明さの中で、プラスチックリサイクル業界にも警告の鐘が鳴っていると呼びかけた。しかし、余剰ストックなどの問題を抱える業者が多い現状を踏まえながら、リサイクル産業の長期的な展望に関しては、ポジティブな見方をしていると述べた。その理由として、現在多数の大手企業がリサイクルプラスチックを自社製品に取り入れていること、リサイクル技術、特にケミカルリサイクル分野が進歩し続けていることなどを挙げた。

 

 ゲストスピーカーとして、オランダに拠点を置くTNO 社のRob de Ruiter氏が、プラスチックリサイクル技術についての進歩状況について語り、実際にどのような「技術革新」が起こっているのかを説明した。その中で、機械によるリサイクルの重要性を踏まえた上で、リサイクル溶剤を使った溶解や熱化学変換などのオプションにもスポットを当てた。また現状を考えれば、熱分解(pyrolysis)が、今後重要な役割を担うだろうとの考えも述べた。

 

 de Ruiter氏はまた、現在増えつつある大手企業によるリサイクル業界への参入についても触れ、最近の例として、ポリマー製造に使うリサイクルプラスチックから作られた熱分解油フィードストック(pyrolysis oil feed stock )の供給において、Dow社と Fuenix社がパートナーシップを紹介した。

 

 日本にとっても非常に気になるアジアの状況だが、Fukutomi Co.Ltd, 社Steve Wong博士の報告があった。その内容は欧州陣の比較的明るい将来展望とは対照的で、現在の東南アジアの市場はかつてないほどの「困難な状況」であり、破産を余儀なくされる業者や自転車操業の経営状態にある業者も少なくないと言う。

 

 また2021年始めに有効となるバーゼル条約の改訂だが、日本や欧州のプラスチック輸出国は既に新規定に沿って動き始めており、これも輸入スクラップに頼るリサイクラーには打撃となっているという。

 

 最後に、The World Recycling Association の貿易/環境部長Ross Bartley氏から、現BIR会員へ、プラスチックリサイクル業者のリスト作成への協力要請があった。これは、OECD各国の政府へこのリストを提出し情報提供をするためのもので、協力可能な会員は10月31日までにBIRに提出して欲しいということである。

 

 

(IRuniverse Y.S)

 

Sources:

Press Release:

 ・Recent BIR World Recycling Convention (Round-Table Session) in Budapest (13-15 October 2019)

 ・Plastic Committee: Meeting focuses on “unavoidable” technological advances in plastic recycling, Brussels, 17 October 2019

 ・BIR World Mirror: Plastic, September/October 2019

 

 

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