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軽量完全リサイクルプラスチックパレットの開発について J&T環境株式会社

2019.10.23 10:49

 3R先進事例発表会(18日、都内機械振興会館)で、資源循環技術・システム表彰を受賞したJ&T環境株式会社西日本本部担当部長中務定義氏は同社が行っている、一般ごみ、容リ由来のリサイクル材を使った、軽量パレットの開発について説明した。

 

 現在、パレット市場においては、木製パレットからプラスチックパレットへ、需要の変化が起きており、その中で、100%リサイクル材を使用したパレットも登場しているという。

 

 その中で、一般ごみ「容リ」を多く配合したリサイクルパレットも存在するが、18.5kgの「重量」パレットが多かったという。その理由は、リサイクル材を使うと、どうしても強度不足が生じるからだという、そのため重量を増さないと、強度不足が解消されないという。

 

 同社は今回、容リ材を使用した、11kgという軽量のリサイクルパレットの実現を目指した。この課題としては、100%リサイクル材プラ原料だと、強度が弱いなどの弱点をいかに克服できるかが焦点になったという。

 

 現在のパレット市場は、パレット供給の64%が木製パレットで、22%がプラスチックパレットになっているという。(2018年調べ)

 

 おおよそ2/3が木製パレットで、残りがプラスチックパレットとなっており、ここ10年間では、木製パレットが、5900万枚から4300万枚に減少したのに対し、プラパレットは、800万枚から1500万枚へ増加しているという。その中で、家庭ごみ由来「容リ」パレットは200万枚程度になるという。

 

 プラパレットは、占有率では2009年の16%から2018年では22%と需要を伸ばしており、その原料の多くは、バージン材からできたものと、リサイクル材混合が挙げられるという。

 

 同社では、軽量100%リサイクルパレットを目指すために、材料配合設計を行い、引張強度、MI(流動性)を評価。さらにバージン材プラパレット構造を参考に新たな構造設計に至ったという。

 

 材料配合に関しては、廃フレコン、容リ材ペレット、添加剤など配合し、繰り返し試験、評価を行ったという。

 

 材料の配合に関しては、高剛性を得るために、フレコンリサイクル材を使用し、安価で手に入れられる容リ材を使い、塩素、水分を除去するために添加剤を使用など、5種類程度の原料をブレンドし、さらにパレット自体の構造設計も行い、これまで同社の既存商品だった、18.5kgの重量パレットから、11kgの軽量100%リサイクルパレットが実現できたという。

 

 中務氏は

 「これにより、従来品では、リサイクル原料を使用していることから臭いの問題もあり、さらに重いというマイナス面が目立ったリサイクルパレットを、無臭、軽いパレットに作り替えることができた。

 また、それだけでなく、軽量化を実現しながら、耐荷重も従来の1トンという性能も維持。それにくわえ、バージン材を使用したプラパレットと比べ、製造過程で発生するCO2に関しても40%の削減効果が生まれた。今後もマテリアルリサイクルを技術面で貢献していきたい。」と話した。

 

 

(IRUNIVERSE Hatayama)

 

 

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