メタル・カテゴリー閉じる

新着情報  - News -

2020/10/31   フランスからの風:...
2020/10/31   MARKET TA...
2020/10/31   日本伸銅生産下期回...
2020/10/31   黒崎播磨:ユーザー...
2020/10/31   30日の中国鋼材ス...
2020/10/31   日本冶金:上期は会...
2020/10/31   日軽金HD:決算発...
2020/10/31   東京鉄鋼:上期業績...
2020/10/30   フェニックス202...
2020/10/30   エコネコル、国内で...
2020/10/30   モリブデン市場近況...
2020/10/30   VanadiumW...
2020/10/30   《Metal Pr...
2020/10/30   《Metal Pr...
2020/10/30   《Metal Pr...
2020/10/30   《Metal Pr...
2020/10/30   大手資源開発各社、...
2020/10/30   ユニリーバ 今後1...
2020/10/30   南ア政府 クロマイ...
2020/10/30   長期低迷から脱する...

ベステラ(1433) 21/1上期決算説明会メモ 鉄鋼、化学、エネルギー再編が追い風

2020.09.11 08:54

 21/1期10.6%増収28.8%営利増予想と豊富な受注残が下期完工し収益改善進む。コロナ影響で上期工事進まないものの、受注は大幅増で下期売上で増収増益見通し。コロナ下で鉄鋼、化学など再編、石炭火力休廃止もプラス。

 

 

要 約

 ・21/1上期は14.2%減収92.6%営利減とコロナで着工計画遅れ収益低迷も受注残75.9%増

 ・21/1期予想を開示、豊富な受注残下期完工し10.6%増収28.8%営利増予想と収益改善

 ・22/1期は高炉や石炭火力で休止、廃炉が具体化、化学向けなど元請け拡大もあり収益拡大

 

 

グラフ21/1上期は14.2%減収92.6%営利減とコロナで着工計画遅れ収益低迷も受注残75.9%増

 プラント解体の専門企業として、各種「特許工法」を駆使し、付加価値の高い事業を展開している 。 9/9に21/1上期WEB決算説明会が開催された。21/1上期業績は、売上高16.36億円(14.2%減)、営業利益0.11億円(92.6%減)、経常利益0.17億円(88.4%減)、税引利益0.06億円(93.8%減)と、コロナ影響で大型工事の着工が下期にずれ込み、大幅減収減益に。但し受注は好調に推移、27.47億円(70.0%増)、受注残高は22.98億円(2.8倍)に膨れ上がっている。

 

 完成工事実績は14.95億円(17.1%減)となっているが、業種別完成工事推移では、全般的に厳しい中で元請け推進が功を奏し石油・化学向けが35%伸び、構成比が10ポイント上昇し26%となった。受注実績の中身は鉄鋼向けが一時的な狭間で4.5億円(60%減)も、電力向けが10.5億円(9.8億円増)、石油・化学が9.4億円(3.8倍)と大型受注を獲得し上伸した。なお、コロナ影響で工事遅れがあり、受注残高は2.8倍、9/9現在では24億円(Q2末比4%増)まで膨らんでいる。また22.98億円の内、14.38億円が年度内消化、8.6億円が翌期の完工となる見通し。受注残高の業界別は電力40%、石油・化学41%、製鉄11%などとなっている。

 

 

21/1期予想を開示、豊富な受注残下期完工し10.6%増収28.8%営利増予想と収益改善

 上期状況を踏まえ、コロナ影響などが不透明として開示を見送っていた21/1期会社予想を開示、売上高38億円(10.6%増)、営利1.2億円(28.8%増)、経常利益2億円(2.1倍)、税引利益1.3億円(1.2倍)予想とした。現状、高水準の受注残高、工事案件の引き合い状況が順調で、会社予想並みの収益が期待される。なお同社は金属リサイクル大手のリバーHD社との業務提携を強化、今回、持ち分15%、役員派遣などで持ち分適応会社としており、持ち分利益が加わる事になる。

 

 

図22/1期は高炉や石炭火力で休止、廃炉が具体化、化学向けなど元請け拡大もあり収益拡大

 同社は中期計画として22/1期に売上高72億円、営利6.5億円、経常利益6.45億円、税引利益4.57億円を目標としていた。しかし今回、コロナ影響もあり、しかも既に20/1期大きく計画から乖離している事もあり、一旦、中計目標を白紙とし、新たに新年度に新たな中計を発表するとした。

 

 現状、足元はコロナ下で工事が遅れ、マイナスのイメージがあるが、今後は同社にフォローの風が吹いている。具体的にはコロナ環境下、鉄鋼業において日本製鉄は呉、八幡、室蘭など、JFEも京浜で廃炉を念頭とした高炉休止の動きが活発化、また石油化学業界においてもハイテク素材は別として石油コンビナートや汎用化学製造工場の統廃合も加速している。加 えて電力業界は老朽化した石炭火力発電所について100基の大幅削減の方針が7/6に政府から示され、余剰設備の廃棄、改修が加速する状況にある。同社は従来の主力顧客である電力、鉄鋼に加え、石油・化学業界向けに元請け工事受注も増やしており、解体工事専業大手として様々なノウハウを持ち、収益拡大テンポが加速し よう。また長期的には原発廃炉(現在19カ所、60基中24基が廃炉徹底済みでさらに増加見通し)というビッグプロジェクトが加わり、SDGsの実現に向けた企業としての評価も高まってこよう。

 

 

グラフ

 

 

表とグラフ

 

 

(H.Mirai)

 

 

関連記事