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生産動態統計:7月の耐火物レンガ価格は、定形上昇・不定形軟化/粗鋼生産に対する原単位を追加

2021/09/14 14:42

 9月14日13時半、経済産業省は21年7月分の生産動態統計を発表。窯業・土石(建材)製品月表による耐火物の価格動向を算出してみた。

 

 定形レンガの平均価格は前月比0.3%上昇し28.8万円/トンと、2ヵ月続けて反発。

 

 一方、不定形レンガは同2.4%下落し11.0万円/トンと、3ヵ月ぶりに軟化。不定形の価格は、緩やかな軟化傾向にありボトム圏か確認したい。なお、定型レンガ及び不定形レンガの販売数量は図表2、3のとおり。ともに回復基調にある。

 

 

図表1、耐火物レンガの価格推移(万円/トン)
グラフ
出所:経済産業省生産動態統計よりIRU作成

 

 

図表2、定型レンガの販売数量と伸び率推移(千トン、%)
グラフ
出所:経済産業省生産動態統計よりIRU作成

 

 

図表3、不定形レンガの販売数量と伸び率推移(千トン、%)
グラフ
出所:経済産業省生産動態統計よりIRU作成

 

 

 粗鋼生産との関連性は以下の通り。また、粗鋼生産量1トンに対する各耐火物レンガの消費量(原単位)の状況は図表5のとおり。

 

 

図表4、各生産量の伸び率推移(%)

グラフ
出所:経済産業省生産動態統計よりIRU作成

 

 

図表5、耐火物レンガの原単位推移(キログラム/トン)

グラフ
出所:経済産業省生産動態統計よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)
 

 

 

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