TBM、自社製造拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換
~多賀城工場の使用電力を「CO2排出係数ゼロ」へ切り替え、年間約1,346トンのCO2削減に貢献~
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、自社製造拠点である宮城県の多賀城工場を実質100%の再生可能エネルギーへ転換する。
2021年12月1日より、国内第二プラントである多賀城工場で使用する電力を実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力に切り替えたことにより、TBMが保有する自社製造拠点での使用電力は全て再生可能エネルギーとなった。この転換により、多賀城工場の操業に伴うエネルギー起源のCO2などの温室効果ガス(GHG)の間接排出(Scope 2)をCO2換算で年間約1,346トン削減する*。今後TBMは、自社の操業によるGHG排出ゼロを目指すと共に、LIMEX Sheet及びLIMEX Pellet(ライメックスペレット)の導入企業のサプライチェーンにおけるCO2排出量(Scope 3)の削減にも貢献していく。
*2020年12月~2021年11月実績に基づく
■ 概要
世界各地で脱炭素社会の実現に向けた動きが加速する中、TBMは気候変動問題に対して多様なアプローチで取り組んでいる。プラスチックや紙の代替となる新素材LIMEXの普及拡大により、石油由来プラスチックや森林資源の使用量を抑制している。また、LIMEXの製造工程におけるGHG排出量削減に向けて、2020年8月には、国内第一プラントの白石工場で使用する電力を再生可能エネルギーへ切り替えている。
今回の多賀城工場における実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力への転換によって、自社製造拠点で使用する電力全てが再生可能エネルギーへ切り替えられたことは、2025年までに国内事業所で再生可能エネルギー電力100%を達成するという計画の実現に向けた大きな一歩となる。
TBMは今後も「2030年までにカーボンネガティブを実現する」という野心的な目標「TBM Pledge 2030」の実現に向けて、省エネルギーの徹底に加え、他の使用燃料やオフィスで使用している電力の再生可能エネルギーへの転換、すでに再生可能エネルギーを使用している電力についても更に追加性(再生可能エネルギーの新たな設備投資を促す効果)が高い手法での調達を進めていく。
(IRuniverse.jp)
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