リチウムの供給懸念の最適解となるか 東レ開発のリチウム回収分離膜が持つ可能性
2022/09/26 16:22
東レ株式会社のニュースリリースによると、東レは、8月29日に車載用の使用済みリチウムイオン電池から、現状では大部分を廃棄しているリチウムを回収することのできる新規ナノ濾過(NF)膜を開発したと発表した。
リチウムイオン電池は、パソコンやスマートフォンといった容量の比較的小さなものから、電気自動車の駆動用車載バッテリーなどの大容量を必要とするものまで、あらゆるものに利用され、現在ではなくてはならない存在となっている。
SDGsの観点からも、今後は自動車全体に占める電気自動車の割合が増えることは確実であり、それに伴い車載用バッテリーの需要もさらなる拡大が予想されているため、原料となるリチウムの確保は欠かせない問題といえる。
関連記事
- 2025/07/03 揺れる非鉄金属スクラップ問屋経営のいま6 持ちつ持たれつの日中問屋関係ー国内資源循環に貢献する中華系
- 2025/07/03 環境省 自動車向け再生プラを産官学でWG1(Car to Car/リサイクル設計/価値訴求)開催
- 2025/07/03 鉄鋼・非鉄関連会社の決算発表予日定一覧 :いつもより1週間程度早い
- 2025/07/03 韓国POSCO 豪Anson Resources社と米国でリチウム直接抽出(DLE)実証プラント建設を目指す
- 2025/07/03 中国、ブラックマスの輸入を解禁へ――8月から正式施行
- 2025/07/03 青銅条輸出レポート#32 2025年1-5月輸出量 3年ぶりに減少
- 2025/07/03 脱石炭時代で再び盛り上がるタイヤチップ市場にひそむ課題
- 2025/07/03 ENEOSと三菱ケミカル プラ油化に向けケミカルリサイクル設備竣工
- 2025/07/03 インドでバッテリーサプライチェーンに関する日印連携強化イベントが開催される
- 2025/07/03 原油価格の動向(7/2):5週間ぶりに強含む