丸紅、中堅・中小企業投資対象の新事業支援ファンド設立
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)の100%子会社であるアイ・シグマ・キャピタル株式会社(以下、「アイ・シグマ」)は、日本の中堅・中小企業へ投資を行うプライベートエクイティファンド(*1)「アイ・シグマ事業支援ファンド4号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」)を2022年10月14日に設立した。
このファンドは、現在運営中のアイ・シグマ事業支援ファンド3号(以下、「3号ファンド」)の後続ファンドとなる。3号ファンドのコンセプトを踏襲し、事業承継に関わる投資を柱に据えつつ、企業統治意識の高まりにより増加が見込まれる企業グループのカーブアウト案件(*2)にも取り組んでいく。
アイ・シグマは、投資関連事業で培った経験と丸紅グループの商社機能を有機的に融合させた投資ファンド事業を運営してきた。2008年のアイ・シグマ事業支援ファンド1号の設立以来累計投資数19社、累計投資金額460億円超となり、現在運営中の3号ファンドでは7社に投資している。
丸紅およびアイ・シグマは、総合商社である丸紅とグループ企業の幅広い業種に根差した知見・ネットワークと、アイ・シグマがファンド運営を通じて蓄積してきた経営改善手法を掛け合わせることで、投資先企業の成長・発展を推進し、企業価値向上に取り組む。また、投資先企業の成長を通じて、日本経済の持続的発展に貢献するとともに、投資家に対し魅力的な投資機会を提供していく。
(*1) 複数の投資家から資金を調達し、その資金を元手に非上場企業への投資を行うファンドの総称
(*2) 大企業等が経営資源を中核事業に集中させることを目的に、非中核と位置付ける事業や子会社を切り離し独立させるような事例に際し、切り離された事業・子会社に投資する案件
(IRuniverse.jp)
関連記事
- 2025/07/23 日米相互関税、自動車15% 対米80兆円投資へ、米輸入も一部開放・トランプ投稿原文
- 2025/07/18 鉱業企業、米上場相次ぐ 金鉱のオーラやニッケルのネックスメタルズ、人気はイマイチ
- 2025/07/15 中国GDP5.2%増 4-6月、不動産不況止まらず、米関税で製造業が不振・指標一覧
- 2025/07/08 米国、8月1日から輸入関税 日本25%、ミャンマーとラオスは40% ・税率一覧
- 2025/07/04 7月の世界経済 「運命の9日」で一変か 野村・高島氏 関税延長なら経済にプラス
- 2025/06/27 日本冶金工業、新たに岡田啓芳氏を特別委員会委員に選任へ
- 2025/06/27 東邦亜鉛 プライム市場上場維持基準適合に向けた計画策定へ
- 2025/06/27 エンビプロHD スタンダード市場への市場区分変更を申請
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/03 6月の世界経済 じり安か、住友・本間氏 米関税を見据え様子見、為替130円は想定内