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「建設技術展2022 関東」池袋・サンシャインシティ展示ホールで開催 鉄鋼メーカー編

「技術のチカラで、未来をカタチに」をサブテーマとした今年の「建設技術展2022 関東」が、2022年11月16日〜17日までの二日間、池袋・サンシャインシティ展示ホールで開催されている。久しぶりの対面で多くの参加者が、開場待ちをした。11月16日の会場の様子及び、初日の午前中訪問した、日本製鉄グループ、JFEグループ及び異形棒鋼のパイオニア伊藤製鐵所を紹介する。

 

写真上 オープニングセレモニーにおけるテープカットの様子

 

入場待ちの様子:事前予約が無いので、待機場で整列し、入場をまっている。

 

 

 ビッグサイトや、幕張メッセとは会場の雰囲気が異なり、工業高校の生徒も来場した。

 中日本ハイウェイ・エンジニアリング 名古屋株式会社の排水管調査点検ロボットには工業高校の生徒さんも注目。高校生が集まる光景は、人手不足の建設業には明るいニュースである。

 

【会 場】サンシャインシティ展示ホールC+D(東京都豊島区東池袋3-1-4 文化会館ビル2・3F)

【日 時】2022年11月16日(水)10:00~17:00/17日(木)10:00~17:00

 

140を超える企業・団体の技術展示し、新技術・工法や製品・サービスの展示、体験ができる。

出展者一覧|建設技術展2022関東 (decn.co.jp)

 

初日の午前中は、鉄鋼メーカー関係を訪問した。

<日本製鉄関連>

<日本製鉄>

 日本製鉄は、ZEXEED(高耐食めっき鋼板 ゼクシード)を展示した。

 

 

<日鉄建材:鋼製スリットダムAB型(土石流・流木補足工)工法>

 

 鋼製スリットダムB型は、国内で初めて施工された鋼製スリットダムA型の改良型で、平成2年に開発されてから多くの施工実績・補足実績を有した。その鋼製スリットダムB型が、近年の激甚化する災害状況に鑑み、鋼製スリットダムAB型にバージョンアップしたとのこと。

 

 

<日鉄エンジニアリング[多機能防食デッキ(防食機能付き橋梁常設足場)]>

 

 日鉄エンジニアリングは、外面仕様:チタン・ステンレス塗装鋼板・ガルバリウム塗装鋼板を用いたNSカバープレートを展示。

 

 写真左は外面仕様:チタンである。NSカバープレートとは、内皮材、芯材及び外皮材の三層からなるサンドイッチパネルと本体構造物への取り付けに必要な支持材を組み合わせた橋梁用外装材のことである。この製品により橋梁上部工を覆うことで、幹線道路上、鉄道上、海上の橋梁を風雨、日射、塩分などの劣化要因から守り、長寿命化が図れるだけでなく、安全かつ確実に近接目視点検が可能な“常設足場”の役割を果たす。

 

 

《施工実績例》

 羽田空港D滑走路(国土交通省)外皮材:チタン(竣工H22年8月)

 横浜港北JCT(首都高速道路)外皮材:塗装ステンれsる

 

<JFE関連>

<JFE建材 J-H Dスリット(既設堰堤張出タイプ)>

 

 JFE建材で紹介された新型鋼製流木補足工は、不透過型砂防堰堤に流木補足工の追加設置により、高機能化・多機能化が実現できるとして、鋼製流木補足工で注目されている工法である。

 既設不透過型砂防堰堤の原形を極力保ったまま(水遠し部を切り欠いたり、袖部を嵩上げすることなく)設置ができる。

 流木の流れ方向に向けて、主部は張り出すことで、流木を補足する。側部は、流木の抜けを防止する。

 

<豆知識>

 令和4年3月、国土交通省ホームページに「無流水渓流対策に係る技術的留意事項」が掲載された。JDフェンスはこの、留意事項に対応している。

 

「無流水渓流対策に係る技術的留意事項」抜粋

〇無流水渓流の特徴

  • 流路が不明瞭で常時流水なく、平常時の土砂移動が想定されない渓流
  • 基準点上流の渓床勾配が10度程度以上で流域全体が土石流発生・流下区間

 

〇無流水渓流対策の必要性

  • 無流水渓流は、土石流は発生すると人的被害に直結する可能性が高い。
  • 平成30年7月豪雨災害では人的被害のあった渓流の約7割が流域面積の小さな渓流であった。
  • 従来の砂防堰堤の施工が困難。無流水渓流の特徴を踏まえた合理的な整備が必要。

 

 

<JFE建材 J スマートウォール>

 

 従来のライナープレート立杭築造では、必要に応じて補強リングを併用するのが一般的である。このライナープレート及び補強リングレスを実現した、Jスマートウォールは、新しいタイプの土留材である。施工手間を大幅に削減し、安全性も向上する。JプランクプレートとJセグメントの2種類の商品があり、従来のライナープレートとの組合せも可能となっている。

 

 

<ジェコスGECOSS:H形鋼橋梁 GHB>

 

 我が国の道路橋(約70万橋)の内、建設後50年を経過した橋梁は2028年には約半数に達するといわれている。ジェコスは、その約7割にあたる地方自治体管理の中小橋梁を対象に、、調査・点検から補修。架け替えに至る「橋梁メンテナンスのワンストップ対応」を目指している。

 

 今回の展示では、ジェコスの設計・製作・施工技術を適用した軽量かつシンプルなH形鋼橋梁を提案していた。PC橋と比べて死荷重を大幅に軽量化できるため、下部工への負担軽減や耐震性上有利となる。

 

 ジェコスは1968年6月、千葉県印旛郡白井町(現 白井市)に山本建材リースとして設立。

 1974年に仙台工場開設、1975年に五光鉄鋼株式会社を合併、長沼工場開設。

 商号を1996年9月に川商ジェコス株式会社、2004年7月にジェコス株式会社に変更。

 

 技術展では、BROKKを紹介した。

 

《BROKK 遠隔施工 ロボット》

 

  小型だがパワフル。遠隔操作による安全性を追求し、オペレータが最良な視覚環境で操作でき、有害な振動や危険から離れたところで安全なオペレーションができる。トンネル、鉱山、製鉄・金属及び原子力関連で顧客のニーズに応えている。残念ながら、国産ではなく、スウェーデンからの輸入である。日本総代理店はガデリウス・インダストリー株式会社GADELIUS

 

<株式会社 伊藤製鐵所>

 伊藤製鐵所は操業1937年(昭和12年)、設立1944年(昭和19年)3月31日

会社沿革

1937年(昭和12年12月)伊藤三好が東京・東小松川に操業。

1942年(昭和17年8月)小型(ミニ)溶高炉建設

1948年(昭和23年12月)5トン電気炉を新設し、普通鋼塊の製造を開始した。

 筑波工場[70トン電炉・70トンL・F炉]と石巻工場(75トン電炉)に電炉を持つ。写真は筑波工場。疲労試験機、圧縮試験機、顕微鏡及び発光分光分析装置を所有する。

 

 

 1962年に鉄筋コンクリートの支柱となる高張力異形棒鋼『ONICONオニコン』を業界に先駆けて製造・販売し、半世紀以上にわたりロングセター製品となっている。

 

 

 フリップバー(写真右)は、コンクリート部材のスターラップあるいは中間帯鉄筋に従来の半円形フック鉄筋の代替として使用することで、折り曲げ定着は不要なため配筋作業が早くて簡単で、施工性が大幅に改善される。摩擦圧接により、接合部の品質も安定する。

 

 写真左下の手持ちでご紹介いただいた鋳物は土木構造物向けSA級継手(EPジョイント-SA)

 

■2022年11月24日(木)~11月25日(金)に東京国際展示場で開催される、ハイウェイテクノフェア2022 にも出展予定。

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

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