(株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
TREグループ傘下の株式会社タケエイでんき(東京都港区、以下「タケエイでんき」)は、栃木県真岡市の太陽光発電施設「真岡発電所」において、8月1日より売電を開始したと発表した。
1.TREグループの太陽光発電事業
同社は、2013年に太陽光発電事業に参入して以降、同社グループ傘下の株式会社タケエイエナジー&パークにおいて、最終処分場跡地を利用した太陽光発電施設「タケエイソーラーパーク成田」及び「タケエイソーラーパーク成田第2」を運営し、売電を行っている。
同社グループ傘下で電力小売事業を行うタケエイでんきは、かねてより関東圏において太陽光発電事業の検討を進めており、栃木県真岡市にて、太陽光発電所施設の開業に至った。
「真岡発電所」は、同社グループにとっては初の、FIT制度(再生可能エネルギー固定買取価格制度)を活用しない再生可能エネルギー発電所で、グループ会社が運営する太陽光発電所及び木質バイオマスの6発電所と合わせて、今後もさらなる再生可能エネルギー由来の電力の安定供給を行う。また、RE100(※1)などの国際イニシアティブに対応する非化石証書(※2)の販売にも積極的に取り組み、より一層高まる再生可能エネルギー需要に対応していく。
同社グループは、長期ビジョンとして「WX(※3)環境企業」への挑戦を掲げ、廃棄物処理・リサイクル事業のみならず再生可能エネルギー事業にも注力、その中核となる木質バイオマス発電とともに、太陽光発電事業を通じて、地球の環境保全へ一層寄与していく。
※1 「Renewable Energy 100%」の略称で、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアティブ
※2 再生可能エネルギーで発電している事業者の、発電量に応じて発行された証書を購入することで、当該企業が再生可能エネルギーを使用したとみなされ、温室効果ガスの排出量を減らしたと証明できる仕組み
※3 「Waste Transformation」の略称で、進化する廃棄物処理技術の活用によって生み出される、動脈・静脈の枠組みを超えた“共創”の力で、高度循環型社会だけでなく、脱炭素社会も実現させるための取り組み
2.真岡発電所の概要
(1) 名称 真岡発電所
(2) 所在地 栃木県真岡市寺内566
(3) 敷地面積 9,632㎡
(4) 発電設備容量 0.8MW(AC) / 1.3287MW(DC)
(5) パネル枚数 2,060枚
(6) 年間想定売電量(初年度) 約1,600MWh [一般家庭約410世帯分相当(※4)]
※4 世帯当たり約3,911kWh/年(出典:環境省「令和5年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果について(確報値)」)
真岡発電所 上空から撮影
(IR universe rr)
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