JX金属製錬株佐賀関製錬所および日立工場、The Copper Mark認証取得
―責任ある生産活動を評価され日本国内で初めて認証取得―
JX金属株式会社(社長:村山 誠一)の子会社であるJX金属製錬株式会社(社長:安田豊、以下「JX金属製錬」)が運営する佐賀関製錬所および日立工場は、2022年12月15日付でThe Copper Mark認証を取得した。
The Copper Markは、2019年に国際銅協会(International Copper Association, ICA)(※1)によって設立された、責任ある生産活動を推進し、銅業界のグリーントランジションへの取り組みを示す信頼性の高い保証の枠組み。JX金属製錬は、2022年3月より両拠点でのThe Copper Markの認証取得手続きを開始し、独立した第三者機関の審査を経て、この度日本国内で初めて認証取得に至った。これは32にわたる環境、人権、コミュニティ、ガバナンスなど幅広い項目の基準を遵守していることが認められたものであり、国際的なESGへの要請が高まる中において、持続可能な事業の競争力強化に資するものだ。
今般認証を取得した両工場は、脱炭素社会の実現に欠かせない銅の安定生産や、金属の資源循環の推進において重要な役割を果たしている。両工場では従前より「責任ある生産」の取り組みを推進しており、The Copper Markの認証取得は、これら取り組みが客観的に評価されたものです。両工場では今後も継続的にThe Copper Markで定められた各種基準の達成状況に関する評価を受けることとなっている。
これは、同社が本年度8月3日に発表した「サステナブルカッパー・ビジョン」において掲げている「4つの施策」(※2)のうちの一つ「責任ある調達とその他施策の推進」に関する取り組みの一部となる。
(※1) 国際銅協会(International Copper Association)について
銅の新用途開発を含めた市場開拓、需要促進を目的とするとともに、国連の持続可能な開発目標に積極的な貢献を目指し、世界各国の銅鉱山、製錬会社および銅加工会社が会員となっている世界的組織。本部を米国ワシントンD.C.に構える。
(※2)「サステナブルカッパー・ビジョン」で掲げる「4つの施策」は以下のとおりです。
① カーボンフットプリントの削減
② リサイクル原料比率の向上
③ 責任ある調達とその他施策の推進
④ Green Enabling Partnershipの形成
(IR universe rr)
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