キオクシア 国内半導体工場で最大規模の自家消費太陽光発電システムを導入
キオクシアグループのキオクシア岩手(株)(本社岩手 柴山耕一郎社長)とキオクシア(株)(本社東京 早坂伸夫社長)は2月1日、両社工場の屋根において自家消費型太陽光発電システムサービス(PPA)を導入すると発表した。PPAとは、発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電された電力を需要家に供給するサービス。
設置した太陽光発電設備は、キオクシア岩手の北上工場第1製造棟が1月から稼働。キオクシアの四日市工場第6製造棟は6月から稼働する。両拠点を合わせた発電容量は約7,500kWで、年間発電量は約76万kWh。これにより、年間約3,200トンのCO2削減を見込む。
また同日、四日市工場に太陽光発電システムを設置する三井住友ファイナンス&リース(株)(本社東京 橘正喜社長)の子会社SMFLみらいパートナーズ(株)(本社東京 寺田達朗社長)は、キオクシアとオンサイト型自家消費太陽光発電サービス(PPA)の導入に関する契約を締結した。
契約にあたっては、SMFLみらいパートナーズがキオクシア四日市工場第6製造棟の屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電力の全量を同工場に供給するとともに、同設備を所有し、保守・メンテナンスを行う。
第6製造棟の発電容量は約3,900kWで、年間約41万kWhの電力を四日市工場棟に供給するとともに、年間約1,600トンのCO2を削減する。同設備は、国内半導体工場における自家消費型太陽光発電として最大規模となる。
キオクシアグループでは、2040年度までに再生可能エネルギーの比率を100%とする目標を掲げている。
北上工場第1製造棟に設置した太陽光発電システム
太陽光発電システム工事着工前の四日市工場第6製造棟
(IRUNIVERSE ISHIKAWA)
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