マレーシア Ta Win Holdings:23 年上半期は売上 3 億 6,217 万リンギも純損失 1,046 万リンギに
Ta Win Holdings Bhd のレポートによると、23 年 6 月期第 1,2 四半期の売上が 3 億 6,217 万リンギ、純損失が 1,046 万リンギであった。銅製品分野における堅調な売上は、子会社のひとつである Ta Win Industries (M) Sdn Bhd(TWI)の販売数増加によるものだとコメントしている。
Ta Win Holdings はクアラルンプールに拠点を置く企業で、エナメル銅線、銅棒の製造販売がメイン事業だ。中国や台湾、インド、その他東南アジアの国々とも取引を行っているが、売上の多くはマレーシア国内から生じるものだという。
会計報告と同日に出された声明では、見通しに関し 3 点のコメントが公開されていた(個々の子会社へのコメントを含む)。
一つ目が、TWI の新しい工場(クラン, Indah 島)は設置の最終段階に来ているという内容だ。テナガ・ナショナルが現在、工場の電力供給を 1,000 から 6,000 アンペアにアップグレードするための工事を行っており、3 月中にもテスト運転を開始予定だという。
二つ目は、Cyprium Wire Technology Sdn Bhd が製品認証と顧客監査に向け、電化線硬化サービス部門における製造テストを行っているという内容だ。こちらは 2023 年半ば頃には本格生産を開始予定だという。
三つ目は、Sin Line Tek Electronic Co Sdn Bhd は、研究開発、事業開発、生産能力増強のための努力を続けており、また、新規事業やプロジェクトの獲得に向け、マーケティング活動を強化しているという内容だ。同社は事業拡大のための投資計画も同時に進めているという。
全体へのコメントとしては、事業に対し引き続きポジティブな見通しを持っており、今後の経済的困難を乗り切るためにも、楽観的な姿勢で取り組みを続けていくというものだ。利益を生むためのコスト管理にも引き続き注力していくという。
RM 1 = 29.60 円(2023 年 3 月 22 日時点)
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IRuniverse Y.Nanami
夢という名の目標は、キルギス~コーカサス諸国と中南米を気が向くままに旅し、やがてはニューヨーク(イーストハーレム)に住むこと。とにかくニューヨークと柴犬が好き。
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