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韓国POSCO社 SUSscrap単価は4か月連続の下落も物量的に日本市場を下支え

 韓国POSCO社は27日に原料会議を行い、5月のステンレススクラップ購入単価を関係者に通達。

 304系スクラップは前月比キロ当たり10ウォン下げの2050ウォン、316系は同比180ウォン下げの3650ウォン、

 400系については今回も発表なし。27日の為替レートで計算した円価では、304系がキロ当たり205円、316系が365円。

それでも日本国内よりも若干高いということで韓国向け輸出は2月に1万トン超え、3月は8400トンと復活している。4月、5月も1万トン前後が輸出される見込み。

また、中国向けも3月で9417トンと急増。この韓国、中国向け輸出が弛緩していた日本国内のステンレススクラップ市場を引き締めている。

 

→ 【貿易統計/日本】 2023年3月の日本のステンレススクラップ輸出入統計

 

                       (POSCO社のSUSscrap購入単価推移)

 

(*4月は27日現在までの平均値および数値)

 

 日本国内のステンレス特殊鋼メーカー向けは依然として需要不足で売り場狭小。304系はメーカー買値でキロ当たり180円前後、400系(クロム系)は輸出向け、特にインド向けで70円(コンテナ詰め価格)という高値もあり、実勢は下がっていない模様。特殊鋼メーカーも鉄の下落につれてさげようと画策していたが、長契フェロクロムの上昇、輸出高で下げず。400系スクラップの発生が少ないこともあり、400系は意外にしぶといのではないか?とはステンレススクラップディーラーの見方。

 前述したように、韓国、中国向け輸出の回復で当該ディーラーの304系スクラップの購入単価も上昇中。韓国向けで180~185円、中国向けでは一部190円も散見される。輸出効果で大底は脱したとみられる。そして400系についても輸出相場が下支えする構図となっている。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom)

 

 

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