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南ア産クロムが急騰 米「南アがロシアに武器供与」、供給不安広がる

 クロム鉱石など南アフリカ共和国を生産国とする鉱種の価格に異変が現れている。米国のブリゲティ駐南アフリカ大使が5月11日に、ロシアが南アで兵器を調達していたと明らかにしたと伝わった。南アが西側諸国による経済制裁の対象になるのではないかとの不安が浮上し、南アの通貨ランドが急落。同国産の資源にも供給不安が強まっている。

 

■クロム2か月半ぶり高値、マンガンは3%高

 南ア産クロムの仲値は5月11日に1トン=299ドルと、前日から5.3%上昇した。3月1日以来およそ2か月半ぶりの高値水準となる。

 

 過去3か月間の南ア産UGクロム鉱石価格の推移(Cr42% CIF China)(US$/ton)

 

 

 メタルマンガンの仲値も5月11日に2.225ドルと前日比で3.2%高となった。

 

過去3か月間のメタルマンガンフレーク価格の推移(99.7%EX-VAT FOB China)(US$/ton)

 

 高炭素フェロクロムの仲値も同じく前日比で約3%上げた。

 

過去3か月間の高炭素フェロクロム価格の推移(C6~8% Cr60~63% Si3% max)(US$/LB)

 

 ロイター通信など各紙の5月12日までの報道によると、ブリゲティ氏は地元メディアとの記者会見で、2022年12月6~8日に南ア南西部ケープタウン近郊の海軍基地にロシアの貨物船が寄港していたことについて、「武器や弾薬を積んでロシアに戻ったと確信している」と語った。この寄港を巡っては、当時からロシアへの武器供給を疑う声が一部で上がっていた。南ア政府はこれに対し、独立調査委員会を設けて武器供与の有無を調べるとしている。

 南アは歴史的に旧ソ連との関係が深く、ウクライナ侵攻に際しても表立ったロシア批判を避けてきていた。

 

■通貨急落、新興国売りも重荷に

 一連の騒ぎを受け、南アの通貨ランドは5月11日に一時1ドル=19.31ランドとおよそ3年ぶりのドル高・ランド安水準に下落した。過去最安値である19.35ランドが視野に入っている。かねて世界的な景気の先行き不透明感から投資家が新興国から資金を引き上げる動き強めており、ランドの下押し圧力は強い。鉱物を含む同国産資源も、需給の引き締まりの恐れが高まっている。

 

 

(IRuniverse Kure)

 

 

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