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テスラに続き日産自もLFP傾斜か、アジア圏はLFPが主流となる

 今後EV車用バッテリーのニッケル・マンガン・コバルト系(NMC)バッテリーの生産が拡大すると、ニッケルやコバルトの不足が予想されている。その時期は2025-26年にはキーメタルの材料不足が世界的に予測されている。

 

 

 一方で世界のEVバッテリーの半分以上を生産する中国のバッテリーメーカはリン酸鉄リチウム電池(LFP)に大半を依存しており、NMCに比べて価格競争力があり、電気容量ではNMCに劣るものの、充放電回数などは圧倒的に安定している。

 

 アジアの軽自動車はLFPが更に拡大する可能性があったが、中国以外の自動車メーカでLFPを積極的に採用しているのはテスラだけであった。

 

 本日6月1日の朝日新聞に日産自動車が本格的にLFPバッテリーの開発に着手するとの見出しが出た。日本の自動車メーカのEV対策が世界的見て少々遅れている事が懸念されてきた。

 

 北半球の北側で北極圏に近い国は気候的にアジア圏と比べて気候の違いがある。特に欧州の北側のスカンジナビア半島やカナダは非常に冬の気温が低下する場所であり、EV化する上で気候の変化に対応できる高性能のバッテリーは必然的に高容量である事が求められる。

 

 一方でニッケル、コバルトを使用しないLFPバッテリーはニッケルやコバルトの不足を補完する可能性が否定できない。アジア圏がLFPバッテリーを積極的に採用する事は、世界的なニッケル、コバルト資源不足を和らげる効果は資源価格の高騰を防止し、EV化の加速に貢献する事は温暖化防止の流れに沿ったことである。

 

 日産自動車がLFPの採用した事は三菱自動車やルノーのEV戦略にも影響がある。日産自動車のLFP開発の決断に敬意を表したい。

 

 

(IRUNIVERSE Katagiri)

 

 

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