2023年5月LME鉛相場&国内鉛建値の推移 3カ月ぶりに反落
2023/06/01 16:37
基準となるLME5月銅相場は、これまでと同様全くマクロ要因に支配されて動いた。月初は前月後半の弱気米景気指標を受けた軟調相場を引き継ぎ8,500ドル水準で推移。米地銀経営不安を受けて弱含んでいた欧米株式市場の落ち着きなどで、9日当月高値CASH8,583.00ドルをつけた。その後弱気米中インフレ指数の発表などで両国景気先行き懸念と米債務上限問題のクローズアップから中盤以降は右肩下がりとなった。終盤も米債務上限法案の可決見通しなど支援材料もでるなか、弱気中国PMIと欧米株安で安値から離れることはなかった。
関連記事
- 2025/08/04 LME Weekly 2025年7月28日-8月1日 全面安、50%関税で軟化の銅に連れる
- 2025/08/01 2025年 7月LME鉛相場&国内鉛建値の推移 3カ月続伸、米関税合意が強材料に
- 2025/08/01 ドル高と50%関税控えLME銅相場軟調も円安急進でスタート銅建値は据置の1,490円に、亜鉛・鉛はDOWN
- 2025/07/30 【貿易統計/日本】 2025年6月の電気鉛輸出入推移一覧表
- 2025/07/30 【貿易統計/日本】 2025年6月の鉛くず輸出入推移一覧表
- 2025/07/28 LME価格変動に伴う25年度の業績影響について:東邦亜鉛
- 2025/07/28 LME価格変動に伴う25年度の業績影響について:三井金属
- 2025/07/28 LME Weekly 2025年7月21日-25日 米関税交渉進展期待もドル高などでCu小反落
- 2025/07/25 「関税の動向を注視し情報収集に努めていく」―― 日本鉱業協会会見
- 2025/07/24 2025年5月 粗鉛(ブリオン)輸出統計分析 2か月連続減少も、累計では前年越え維持