“日本銅センター賞”50回・伸好舎・生方製作所・広島工業高校へ
日本の銅技術開発の一翼を負う一般社団法人 日本銅センターは第50回日本銅センター賞の表彰式並びに記念パーティを2023年6月7日椿山荘で開催した。表彰式に先立ち新たな会長が三井金属㈱納武士社長から住友金属鉱山㈱野崎明社長への交代なども行われた。
写真:左から㈱生方製作所、㈱伸好舎、広島工業高校の代表者
第50回日本銅センター賞受賞会社及び団体
日本銅センターは副会長が日本伸銅協会会長の㈱神戸製鋼所宮崎庄司社長と日本電線工業会会長の㈱フジクラ伊藤雅彦社長が新任された。
つまり、銅に関わる業界団体は、日本鉱業協会、日本伸銅経協会そして日本電線工業会の3団体が繋がって運営されている事を改めて理解した。
写真:㈱伸好舎 銅製マイクロ歯車
写真:㈱生方製作所 モータープロテクター
写真:折り鶴を熱心に見る日本鉱業協会のボス
今改めて日本の銅業界と大きく枠をはめてこの3業界の将来展望はどの様に世界地図の中で位置づけたら良いのか。昔は経済産業省が夫々の業界団体の成長と整合性を求めて多くの業界団体を組織化して、日本の製造業を育成してきたのであろう。しかし今METIの役割は何であろうか?
既に国際競争力を失った日本の製造業をどの様に失速しないようにお世話を焼くのか?新たな大枠のフレームを岸田政権は金だけで解決しようとしている。
製造業の再編に関する議論を未だ聞いたことが無いくらい、日本の産業政策は行き詰っている。
62歳で非鉄業界を退職後14年が過ぎようとしている老齢記者は、今Jogmecの無くなった図書館の代わりを求めて国会図書館や都立図書館へ通っているが、新鮮な次の時代の情報など見つからない。又、既に生存が危機の非鉄製錬業からの悲鳴も聞こえてこない中で、無謀にも大学発ベンチャーで新たな亜鉛製錬業を興す中小企業の支援へ記者は挑戦している。
写真:鉱業協会のボスの時代は終わったのか?
(IRUNIVERSE Katagiri)
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