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三菱マテリアル、小名浜での銅精鉱処理縮小へ

 8月4日、三菱マテリアル株式会社は、連結子会社である小名浜製錬株式会社の小名浜製錬所(福島県 いわき市)において、銅精鉱処理を縮小する方向で検討を開始したと発表した。


 銅製錬事業を取り巻く外部環境については、鉱山会社から銅精鉱を購入する際の条件(TC/RC)が著しく悪化しており、製錬事業収益の低下が見込まれ、今後の見通しも不透明な状況である。
この様な状況下、収益性の維持・向上のためには、銅製錬事業におけるリサイクル原料比率を高め、TC/RCの影響を受けにくい原料構成へのシフトをより一層加速させる必要があると判断。
これを踏まえて、小名浜製錬所にて、本年10月から11月にかけて実施予定の定期修繕工事後より、⽣産設備を⼀部停⽌し、銅精鉱処理を縮小することについて、具体的な検討を進めていくとの事である。
銅精鉱処理は縮小する一方、E-Scrap(廃電子基板)類の処理量は維持することでリサイクル原料比率を高め、収益力の向上を目指していくという。

なお、同社の直島製錬所(香川県 直島町)においては、2024年に投資計画の見直しを行い、銅精鉱の処理能力の増加は抑えつつ、E-Scrap類の処理能力を増強する方針のもと、一部生産設備の更新・拡張を計画的に進めていくとの事だ。

今回の検討を踏まえた電気銅の生産量見通しについては、別途通知があるとも併せて伝えられた。

 

(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

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