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国際自動車リサイクル会議(IARC)、スイス・ジュネーブで開幕

 

 

 毎年恒例のIARC国際自動車リサイクル会議(スイスICM主催)がスイス・ジュネーブで始まった。今年もMIRUでは6月21日から23日まで3日間のプログラムを報告する。

 

 6月のジュネーブはすでに真夏の気候だ。もともと欧州でも最も物価の高い国の一つスイスだが、長引く円安で全てが桁違いに高く感じるジュネーブである。ちなみにバーガーキングのメニューが20スイスフラン前後(約3200円)だ。加えてウクライナにおける長引く戦争の影響で欧州全体に広がるインフレは、各地で物価を高騰させている。

 

 そんな中、今年のIARCは、オンサイトおよびバーチャル参加者約200人が欧州を中心に世界各国から集結した。スポンサーには、BluBox Trading AG・Gallo・ MTB ・BAREC・ Hensel Reccyling ・Toyota・ Honda ・Teslaなどの名前が並ぶ。パトロンは、日本のJAMA ・JARAをはじめ、EGRA・ Eurobat・ Recharge・ EuRicなど、自動車・電池関連業界団体だ。

 

 展示会会場のブースには、TOMRA・SGM Magnetics・ Newell Recycling Equipemntをはじめ、FireBox・Akku Grain・ BeBatProなどリチウムイオン電池の安全対策ソリューションを手掛ける業者が目立った。恒例のテストドライブはTeslaと Hondaだ。

 

 オープニングの挨拶では現在欧州リサイクル協会会長(Galloo)のOlivier Francois 氏から、  EU政策の中核をなす欧州グリーンディールおよび第二次循環型行動計画の推進に伴い、業界はこれまでにない大きな事業モデルの変更を迫られているというコメントがあった。自動車メーカーは、新車の生産と販売という事業モデルから、自動車のライフサイクル全体を焦点にあてた事業モデルへの移行が必要となっている。こうした変更に伴い、自動車リサイクラーも大きな影響を受けることになる。自動車リサイクルには他の製品との比較ではリサイクルには歴史があるが、今後求められるのは、rユースの更なる促進と、より高品質な再生材の生産、プラスチックやガラスなど、技術や経済性の問題でこれまでリサイクルが難しいとされていた素材のリサクル率の引き上げなどだ。

 

 

 

 今回会議の主な議題の一つはなんと言っても、業界が欧州委員会による改定への提案書(法案)の発表を待ち続けているELV指令の内容だ。欧州委員会から担当者を迎え、22日のパネルディスカッションでは新規制がもたらす関連業界への影響について議論が行われる。また23日に予定されているワークショップでは、より詳細な内容が担当者から明らかにされる予定だ。ワークショップの内容はビデオ配信されないため、MIRUでは詳細を追って報告して行く。プレゼンテーション議題は、自動車におけるカーボンフットプリントやクローズドループなど、気候変動対策とサーキュラーエコノミーEU政策・規制への対応を迫られる自動車業界の取り組みが中心となっている。

 

 

 

 21日午前は、炭素削減において最優先分野であるスチール業界から、ArceorMittel Europeによるグリーンステールへの取り組み、昨年ルノーグループが設立した自動車のサーキュラーエコノミーへ特化した「The Future is Neutral」のCEOからは、同社の使用済自動車から新車を生産するというクローズドループの構築についてトークがあった。The Future is Neutralの事業戦略は、多角的な分野におけるパートナーシップに基づくものであり、事業提携にオープンだという。今回はアジアからの話題も含まれており、午後には中国と韓国から自動車リサイクルの現状に関するプレゼンテーションがあった。プレゼンテーションの詳細は追って報告して行く。

 

英語サイトはこちら

 

 

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SCHANZ, Yukari from Geneva, Switzeland

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