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金城産業 リサイクル&サイクル(自転車)で地域に貢献!

 

 愛媛県松山市の金城産業といえば四国随一のリサイクル企業としてつとに有名である。同社の概要はHPに記してあるのであえて触れないが、多様化したリサイクル市場、業界のなかで金城産業が打ち出している消費者に直結したリサイクル事業と金城社長の趣味がビジネスにまで高じたプロサイクルチームについて報告したい。

 

 消費者に寄り添うリサイクル、それは同社がオンラインで一般市民に向けて展開しているエコニコというサービスである。

https://econico.earth/

 

 

 各種リサイクル品、携帯のリユース買取から中古車の買い取り、ソーラーパネルの買い取りまで行っている。

 

 

 同様の市民向け買い取りサービスは他社でも行っているが、中古車やソーラーパネルまで買い取りサービスを行うケースは珍しい。中古車に関してはすでに大手の買い取り業者がさかんにCMを打っているなかでリサイクル企業からの抵抗?というべきか、リサイクル業もエンドユーザーに直接向き合いますというメッセージを全面に打ち出しているところが同社らしい。

 

 雑品ブームの時代、無料回収業者が市場を席捲したときがあった。いまなお無料回収は存在しているが、そうしたグレーなあるいはブラックな回収業者に対しても対抗する意味でのエコニコ事業はいまや1万人の登録ユーザーがいるという。この1万人のユーザーをさらに拡大営業中ではあるが、ダイレクトに消費者につながっているだけに自動車もできるのではないか、という金城社長の発想と号令で中古車買い取りも行っている。

 

 そして、エコニコのユニークかつユーザーに支持される理由として、以下のようなポイント制をとっているところまでは他社とも同じだが、そのポイントを使ってコンビニなどで買い物ができる(電子マネーとして利用できる)という点が重要。単に商品交換だけではない。

 

 

 やれることは全部やる、という気合を感じる金城産業のエコニコ。買い取りアイテムはどこまで広がっていくか楽しみだ。

 

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 そしてもうひとつ、かねてより金城社長がマラソンとサイクリングが趣味ということは業界内では知られていたが、なんと自らが代表に立ち、地元有力会社4社とともに四国初のプロサイクルロードレースチーム「ヴェロリアン松山」をたちあげた。今年の4月に設立。2024年からジャパンサイクルリーグ(JCL)への参戦を目指すということで趣味がビジネスになった。

 

 

 ヴェロリアン松山の運営会社は金城氏が代表を務める株式会社サイクルドリームプラス。

4月11日に記者会見も行ったとのことで、その際には話題のジャパンサイクルリーグ(JCL)の片山右京チェアマンもオンラインで出席したとのこと。

ヴェロリアン松山はすでに西日本三菱自動車販売がスポンサーとしてついており、金城社長の愛車は三菱のPHEVアウトランダーだという。自動車もエコ。

 

 

 なお、サイクルドリーム社では来年度のシーズンスポンサーも募集しているとのこと。

 

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 自転車競技でいうと業界ではサイクラーズ(東京都大田区京浜島 福田隆社長https://www.cyclers.co.jp/)も自転車に入れこんでいる会社のひとつ。社長自身がロードレーサーで走り回っているが、団体の公式スポンサーにもなっている。

 

 日本でスポーツとしてサイクリングを行っている人口は約900万人!電動アシストが愛車の筆者としてはかなり多いという印象がある。ビジネスとしての市場も大きいからこそ新規参入が多いのだとわかる。

リサイクルとサイクル(自転車)、どちらも回し続けなければ何も動かないという意味で同じで自らの力で踏みださないと前に進めないところも似ている。

これからのエコニコの拡大、ヴェロリアン松山の戦績に注目していきたい。

 

なお、金城社長は10月30日のサーキュラーエコノミーシンポジウムにも登壇予定となっている。

 

関連記事:10月30日(月)第2回サーキュラーエコノミーシンポジウム at TOKYO

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom Tanamachi)

 

 

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