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世界の資源大手、中間決算は軒並み減益 前年インフレの反動、リオ・ティントなど業績一覧

 世界の資源大手の2023年1-6月期決算が出そろいつつある。英豪リオ・ティントやロシアのルサールなど、多くの企業が減益を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻に伴う資源相場の急騰を受けて比較対象となる前年同期に好調だった企業が多く、反動減となった。中国景気の回復が期待よりも遅れていることも商品相場の不振につながっている。

 

世界の資源大手の2023年1-6月期決算

(注)金額単位は億ドル。%は前年同期比。ヴァ―レとアルコアは2023年4-6月期決算。

(各社決算資料をもとにIR Universeが作成)

 

 ロシアアルミ大手のルサールの香港上場子会社が8月11日に香港証券取引所で発表した1-6月期決算は純利益が4億ドルと前年同期に比べ75%減少した。幅広い鋼種を採掘するリオ・ティントも同じくアルミ価格の低迷を受けて43%の減益。ニッケルもさえず、ロシアのノリリスク・ニッケルは8割近い減益だった。多様な鉱物を扱うスイス資源商社のグレンコア・グループの純利益は62%減った。

 四半期決算のみ発表したブラジルのヴァ―レの4-6月期純利益も前年同期比で78%減、アルミの米アルコアは四半期ベースでの最終赤字が続いた。

 

 mining.comが8月8日にグレンコアの決算について報じたところでは、特に石炭とコバルトの価格低下が業績に悪化につながったという。また、リオ・ティントは決算資料中で業績悪化の要因として、労働市場の逼迫による熟練労働者の不足やコスト高、供給網(サプライチェーン)の混乱なども響いたとも説明した。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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