新着情報

2025/06/16   東京製鐵 2025...
2025/06/16   中国の研究者、塩湖...
2025/06/16   東邦亜鉛、豪Abr...
2025/06/16   動き出す「金属盗対...
2025/06/16   中国経済、5月は不...
2025/06/16   三菱ケミカル 三菱...
2025/06/16   アルミ合金&スクラ...
2025/06/16   レアメタル千夜一夜...
2025/06/16   レアメタル千夜一夜...
2025/06/16   元鉄鋼マンのつぶや...
2025/06/16   豪Livium社 ...
2025/06/16   政府系科学機関CS...
2025/06/16   環境大臣政務官が、...
2025/06/16   アーバンエナジーの...
2025/06/16   電子部品輸出入Re...
2025/06/16   光ファイバ輸出レポ...
2025/06/16   産業用電子機器輸出...
2025/06/16   LME Weekl...
2025/06/16   東京製鐵の鉄スクラ...
2025/06/15   非鉄各社26/3期...

世界ニッケル需給 2024年は239千tの供給過剰 INSG

 2023年10月2~3日、国際ニッケル研究会(INSG)がポルトガルLisbonで開催され、ニッケルの2023年及び2024年の需給予測について協議が行われた。その結果、ニッケルの需給バランスについて、2023年は223千tの供給過剰、2024年は239千tの供給過剰と予測した。歴史的にニッケルの供給過剰はLMEのデリバラブル/クラスⅠニッケルにリンクしてきたが、2023年及び2024年の供給過剰の原因は主にクラスⅡニッケルとニッケル化学物質(主に硫酸ニッケル)であるとしている。

 

 供給面では、一次ニッケル生産量は、2023年の3.417百万tから2024年は3.713百万tに増加すると予測した。インドネシアではニッケル銑鉄(NPI)生産が引き続き増加し(中国は2024年も引き続き減少)、新たなニッケル・コバルト混合水酸化物を生産するHPALプラント生産増加に伴い、NPIニッケルマットへの転換もさらに進むとしている。

 

 需要面では、一次ニッケル消費量は、2023年の3.195百万tから2024年は3.474百万tに増加すると予測した。ステンレス部門は2023年下半期に回復し、2024年には電気自動車(EV)バッテリー向けにニッケル使用量がさらに増加するとしている。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRU)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る