新着情報

2025/05/01   鉄鋼需給(25年3月)
2025/05/01   輸出鋼材のスプレッ...
2025/05/01   日中ホットコイル輸...
2025/05/01   ミライラボ、中古E...
2025/05/01   日本製鉄:AM/N...
2025/05/01   アジアン廃プラマー...
2025/05/01   (速報)2025年...
2025/05/01   2025年4月フェ...
2025/05/01   2025年4月マイ...
2025/05/01   2025年4月レア...
2025/05/01   米中貿易摩擦緩和期...
2025/05/01   ニッケルブログ#2...
2025/05/01   原油価格の動向(4...
2025/05/01   アジアン廃プラマー...
2025/05/01   米ウクライナ、資源...
2025/05/01   元鉄鋼マンのつぶや...
2025/05/01   MARKET TA...
2025/04/30   第5回サーキュラー...
2025/04/30   大平洋金属:25/...
2025/04/30   共英製鋼:25/3...

世界ニッケル需給 2024年は239千tの供給過剰 INSG

 2023年10月2~3日、国際ニッケル研究会(INSG)がポルトガルLisbonで開催され、ニッケルの2023年及び2024年の需給予測について協議が行われた。その結果、ニッケルの需給バランスについて、2023年は223千tの供給過剰、2024年は239千tの供給過剰と予測した。歴史的にニッケルの供給過剰はLMEのデリバラブル/クラスⅠニッケルにリンクしてきたが、2023年及び2024年の供給過剰の原因は主にクラスⅡニッケルとニッケル化学物質(主に硫酸ニッケル)であるとしている。

 

 供給面では、一次ニッケル生産量は、2023年の3.417百万tから2024年は3.713百万tに増加すると予測した。インドネシアではニッケル銑鉄(NPI)生産が引き続き増加し(中国は2024年も引き続き減少)、新たなニッケル・コバルト混合水酸化物を生産するHPALプラント生産増加に伴い、NPIニッケルマットへの転換もさらに進むとしている。

 

 需要面では、一次ニッケル消費量は、2023年の3.195百万tから2024年は3.474百万tに増加すると予測した。ステンレス部門は2023年下半期に回復し、2024年には電気自動車(EV)バッテリー向けにニッケル使用量がさらに増加するとしている。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRU)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る