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親和スチール株式会社 九州・沖縄地区鉄鋼関連企業売上高ランキング11位へ躍進

 2022年度、九州・沖縄地区において売上高が100億円を超えた鉄鋼関連企業は47社(東京商工リサーチ福岡支社調べ)となっている。
この100億円を超えた鉄鋼関連企業群のデータをもとにした、売上高ランキングが発表された。
鋼材卸や総合商社など各社が軒並みその順位を昨年からほぼ動かさない状況下において、一社大躍進を遂げた企業がある。
それが今年度11位にランクインした親和スチール株式会社である。


 同社はランクインしている企業の中では唯一の非鉄金属スクラップ取り扱い企業であり、ステンレスを主軸にしたリサイクル事業を展開している。
ステンレスの他には鉄や特殊鋼材にレアメタルといった物も取り扱ってはいるが、同社の軸となっているのはステンレスである。
そんな同社の昨年度の売上高は250億円。2021年度の売上高が170億円前後となっており、その上がり幅は80億円。
1年での増収率は47.1%と五指に入る程の増加ぶりを見せている。
金額面でもこれだけの増額となったのは、他にはランキング上位の企業5社以内に留まっており、また増収率も30%を下回っている。
その為同社がどれだけ好調な状況にあるのかは推して知るべしである。


 親和スチール株式会社の拠点は九州のみならず大阪、関東にも拠点を構えており、また複数のグループ会社も有している。
どれもがステンレスを取り扱うリサイクル事業を行っている他、中には産業機械向け部品の製造を行っている企業も存在する。
そんな同社は非鉄金属スクラップの他に移動車両向けトレーラーに関しても製作を請け負っているなど、その事業の幅は肩書以上に多岐に渡る。
事業の幅もさる事ながら、本業の非鉄金属スクラップ卸業がこれだけの躍進を遂げた事は今後の同地区のスクラップ取り扱い事情に少なからず波が生まれると考えて良いだろう。


 (IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

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