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フィンランドで新たなレアアース鉱物2種が発見 欧州の脱中国依存に貢献か

 フィンランド国営の資源採掘・電池材料開発企業であるフィンニッシュ・ミネラルズ・グループは10月30日、自社ホームページ上で、「フィンランド北部ラッピ州のソクリ鉱山で、新たなレアアース鉱物であるクカーレンコアイトと棍棒石を発見した」と発表した。フィンランド国内でこれらの鉱物が発見されたのは初めて。

 

 

 フィリピンの地質学研究所などと共同で、同鉱山から採取された鉱石を分析して特定した。発表によれば、ソクリ鉱山では欧州で1年間に必要とされるレアアースのうち、少なくとも10%を生産できる埋蔵規模がある。同社は発表資料中で、「今回の発見が欧州のレアアース自給率引き上げに貢献することを期待する」と述べた。鉱石分析は今後も2024年にかけて続ける。

 

 世界のレアアースの生産量は中国が全体の7割を占めるが、欧州は安全保障などの面から、レアアースを含む重要資源の脱中国依存を目指す。10月30日付の米ブルームバーグ通信などの外電の一部は、今回の発見について「電気自動車(EV)向けバッテリーの材料として有望だ」と伝えた。

 今回発見された新鉱物のうち、棍棒石はセリウム,ランタンおよびバリウムの炭酸塩およびフッ(弗)化物からできているという。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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