硫酸の国内需要の落ち込み深刻 23年度300万トン割れ見通し――60年ぶりの低水準
2024/01/29 15:15
硫酸の国内需要の落ち込みが深刻だ。大口需要家筋である化学業界の業績不振の直撃を受けた形で、23年度の国内需要は300万トン割れの危機的ラインに突っ込む見通し。事情通によれば、およそ60年ぶりの低水準だという。震源を探れば石油化学市場における中国勢の台頭など構造問題に行き着く。その根は深い。自らも物流コストの上昇が避けられない「2024年問題」を抱え、硫酸業界関係者の憂色は深まるばかりである。
関連記事
- 2024/04/26 【貿易統計/日本】 2024年3月の電気銅輸出入推移一覧表
- 2024/04/26 【貿易統計/日本】 2024年3月のフェロニッケル輸出統計
- 2024/04/26 【貿易統計/日本】 2024年3月のニッケル(鉱石&地金)輸出入統計
- 2024/04/26 2024年2月 ニッケルくず輸出統計分析 4カ月ぶり急増 4年ぶりカンボジア向け大量発生
- 2024/04/26 LMEニッケル相場 供給過剰構造ながらも23年9月下旬以来の高値へ しかし天井感あり
- 2024/04/26 ニッケルブログ#13 なぜ政策立案者はニッケルに関心を持たなければならないのか?
- 2024/04/26 ニッケルブログ#12 なぜバッテリーにニッケルなのか?
- 2024/04/26 ニッケルブログ#11 パリ-とのバッテリー・チャット 第5回:スタンリー・ウィッティンガム博士
- 2024/04/26 レゾナック 大分コンビナートのカーボンリサイクル事業に調査参画
- 2024/04/26 信越化学工業(4063) 新年度は1Qの減益計画も、尻上がりの改善へ