住友商事が26.64%出資するマレーシアのマンガン合金鉄製造会社であるサクラ・フェロアロイズ(Sakura Ferroalloys Sdn Bhd)が追加投資を検討している模様だ。マレーシア現地紙のThe Starが3月18日に伝えた。
報道によると、サクラのTiaan Van Aswegen会長が最近出席した大型会合で追加投資の方針を明かした。サクラはマレーシア・ザラワク州のビントゥルにあるサマラジュ工業団地で、マンガン合金鉄の焼結工場を建設中。このプラントには既に14億1000万マレーシアリンギっと(約440億円)lを投資しており、2024年7月以降に完成予定だ。焼結工場は同社のマンガン系合金鉄の生産効率を向上させる効果があるという。
サクラは南アフリカの鉱業会社Assmang Ltd(出資比率54.36%)と住友商事、台湾の中国鋼鉄(同19%)の合弁会社。2016年に生産を開始した。
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サマラジュ工業団地にはマンガン合金製錬工場を所有・運営する多国籍企業がサクラを入れて3社あり、残りの2社のうちの1つであるPertama Ferroalloys Sdn Bhdには、新日本電工や神鋼商事が出資している。
(IR Universe Kure)