宇宙ビジネスに関する展示会「SPEXA(スペクサ)」開幕
RX Japan株式会社は2024年4月24日(水)、「SPEXA:Space Business Expo-」という、宇宙ビジネスに関するすべてが集まる展示会を東京ビッグサイト東1ホールにて新規開催した。
後援は内閣府、一般社団法人クロスユー、Tellus:桜インターネット株式会社、宇宙開発フォーラム実行委員会。 26日(金)の17:00まで開催される。
会場は、大きく衛星データ・宇宙空間活用エリアと、開発・インフラ支援エリアに2分された。
この宇宙ビジネスに特化した展示会には、JAXAを筆頭に、IHIエアロスペース、NEC、スカパーJSAT、アストロスケール、パスコなど、多くの企業が出展した。
<出展内容>
設計・開発・製造支援
:ロケット・人工衛星開発/地上設備開発/電子機器・センサ・半導体/検査・測定機器・各種製造装置
宇宙空間・衛星データの利活用
:地球観測システム/衛星画像・情報サービス/実証実験・光通信技術/AI・人工知能
その他宇宙関連サービス
:衛星管制運用試験/GSaas関連サービス/デブリ除去・デブリ対策/打ち上げサービス/スペースポート(発射場)
例えば、宇宙機の安全運航を守る:企業名 アストロスケールは、軌道上に存在するデブリを特定して補足する技術を開発。
大分空港は宇宙港を通じて、アジアにおける宇宙ビジネスの中核拠点を目指す。
宇宙往還機(ドリームチェイサー)は、宇宙ステーションへ宇宙での生活に必要な物資を送ったり、宇宙ステーションで実験んされた研究成果などを地球に持って帰ることが想定される。カーゴ補給機の場合は、約6トンの貨物制裁が可能となり、宇宙空間から地上への着律の際に、大分空港の滑走路を活用する。
宙畑 そらばたけでは、初級編:宇宙ビジネスが分かる APEXA×宙畑特設展示コーナーを設けた。
下記をご覧ください。
宇宙ビジネスの世界の市場規模は2010年には約27兆円だったのが、2019年で約40兆円まで成長。このペースで進めば2040年代には150兆円以上に達するといわれている。
宇宙活動を支えるビジネスとしては、
- 製造・インフラ(位置情報、画僧、通信サービスなど)
出光興産は、宇宙用“イオン液体”潤滑剤(開発品)を紹介した。宇宙空間での装置安定稼働には摩耗を抑制し、機械寿命を延長する専用の潤滑剤が必要とされる。
宇宙を人類が活用するビジネスとしては、
- 宇宙利用:大別して宇宙空間を利用、人工衛星を利用
JAXAでは、「きぼう」利用ネットワークを紹介。
宇宙に人類が進出するビジネスとしては
- 宇宙探査
などが挙げられ、さまざまな企業がその特徴を生かして、初出展した。
会場では、3か所で宇宙ビジネスのカンファレンスを無料開催。
三菱電機の講演は、次回の報告とします。
<ステンレス加工・精密溶接の山本精機>
鳥取県のブースでは、有限会社山本精機の代表取締役の山本さま(写真下左)にお話しをお聴きした。
有限会社 山本精機では人材を主とし、ものづくりを通じて技術・品質・環境の向上を図り、社会に貢献されている。社員60名を目指し、年功序列ではないが、永く働ける、技能があれば、より技術が要求される仕事に就くことができる組織を構築。
高品質・高性能で、安心かつ迅速な対応を提供できるよう、日々向上心を持って仕事に取り組まれているとのこと。
Tig溶接による細管機密溶接を得意とするため、分析機器(たとえば島津製作所など)部品、半導体製造装備品を製造。
ステンレス鋼塊を海外から輸入し、自社で溶解して製品化する。国内ではステンレスの鋼塊は入手できないとのこと。線材については、一部輸入する場合もあるようだ。
(IRUNIVERSE tetsukoFY)
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