アルミ合金&スクラップ市場近況2024#10 高値圏で続伸――先高期待で思惑相場の色合いも
2024/05/15 21:17
アルミ合金と国内アルミスクラップ市況は高値圏で上値を試す展開が続いている。円安で荷が輸出向けに流れ、発生薄と重なって需給のひっ迫感が引き続き強いためだ。スクラップは全面高となっており、これにおくれて製品の国産ADCが上げ余地を探る形で相場形成は進んでいる。15日現在5月上旬比で主要スクラップが5‐25円の幅で上げ、国産ADCも5‐10円切り上げ1キロ380‐390円の水準にある。ただ、高値圏で推移するLME相場との見合いで先高期待が膨らみ、それを指標とするスクラップの国内の荷動きはむしろ細っているとの指摘もあり、実需とは離れた思惑相場の色合いもにじみ始めた。
関連記事
- 2025/04/25 新旧民間航空機の受注納入について(25年3月)
- 2025/04/25 民間航空機受注納入統計(25年3月)
- 2025/04/25 第5回サーキュラーエコノミーシンポジウム in NAGOYA 150人超が参加――IRUNIVERSE主催
- 2025/04/25 工作機械工業会3月受注確報 3月11.4%増1511億円、24年度3.9%増1兆5097億円
- 2025/04/23 UACJ 再生原料100%利用のアルミ厚板「ALmitas+ FusPlate SMART」を7月に発売
- 2025/04/23 HARITA、解体建物からアルミ建材を回収し水平リサイクル実証事業開始
- 2025/04/23 2025年中国再生アルミニウム市場分析と価格方法論
- 2025/04/23 2025年3月の韓国アルミスクラップ輸出入概況 輸入は3月で78,500トン
- 2025/04/22 揺れる非鉄金属スクラップ問屋経営のいま5 関税の影響で売り手が消えた⁉――6月までティータイム
- 2025/04/21 2025年2月アルミ再生塊輸入統計分析 数量は2カ月連続で減少も累計では前年超え