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インジウム 2015年以来9年ぶりの400ドル乗せ 中国の輸出管理対象の噂

 

 

 久々にインジウム相場が沸いている。足元では2015年以来、9年ぶりにキロ当たり400ドルを突破。年初からの上げ幅はほぼ2倍。特に4月以降に急騰している。国内でのインジウム建値も為替の円安もありキロ当たり5万円(5月、小口ユーザー向け)となっている。この急騰でインジウムのユーザーは慌てて、まだ上がるとするならば今が買い時なのか、また下がってくるのか?と右往左往している。

 

 

 このインジウム価格の急騰の背景は、ひとつは、中国の次なる輸出管理の対象アイテムとしてインジウムが挙げられていること。ふたつ目は酸化インジウム、インジウムりんを用いるヘテロジャンクション(HJT)太陽電池の需要が中国で大幅に伸びる、と目されていることが、投機的な買いの対象となり急騰している状況だ。

 

 実際に中国政府がインジウムを輸出管理の対象にする、と発表すれば、さらに相場は上昇することになろう。かつて、2014年8月には800ドルを超えたときもあるがそこまで上昇するかはわからないが、2014年のときは雲南省の商品取引所、FANYAを舞台とした投機買いで高騰の末にFANYAが破綻、同時にインジウム価格も急落し、長い低迷に入った。現在の400ドル超えはそのFANYA騒動の末期の頃の相場ゾーンである。

 

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個人投資へ移行する中国のインジウムはどこまで上昇するのか?

雲南省FANYA金属取引所の幹部、関係者16人が逮捕

 

 

 

(IRUNIVERSE/MIRU YT)

 

 

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