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展示会で見えた 増え続ける銅線泥棒に対するセキュリティ対策

各地で止まらない太陽光発電の銅線泥棒に、当のメガソーラーの保有者は悲鳴を上げている。銅価格(建値)が過去最高値のキロ1700円を超えている現況、銅線は恰好のターゲットとなっている。特にメガソーラーは多くが人目につかない場所に設置されていることもあり窃盗団に狙われやすい。

いまや10円玉もそれ以上の価値も帯びているため、10円玉の買い取りも始まるかもしれない。

 

29日~31日まで東京ビッグサイトで開催されている電気設備の展示会「JECA  FAIR」では、各社がこうした銅線泥棒など防犯用の設備を展示していた。

 

各社のラインナップ

まずは、1965年(昭和40)創業の昭電。同社の事業は、光ファイバー関連機器製造販売、配線盤、分電盤の製造販売など、多岐にわたるが、展示会では、各地で多発する、資源窃盗に対して展示していたのは、「トラップ式フェンスセンサー」で、フェンス等の乗り換え行為を瞬時に察知するシステムを紹介していた。

 

このシステムの特徴は、各種配線が束ねられているパイプを切断された時も警報機が作動する点にあり、これにより、侵入者がセンサーを破壊した時でも、センサーが発動し警報機が鳴る仕組みになっているという。この「ケーブル盗難防止システム」は同社とNTTアノードエナジー社との共同開発品で実用販売はこれからだという。

 

 

未来工業はカメラセンサーの「土台」を販売

 

また、同じく防犯関連で展示を行っていた未来工業株式会社は、カメラやセンサーの土台となる部材を展示していた。

 

同社は、1965年(昭和40年)設立という、こちらも老舗の戦記設備関連企業で、主に電気設備、硬質塩化ビニル電線管などを生産している。

 

全国には様々なレイアウトのリサイクル企業が存在するが、そこには天井がないため良い位置でカメラが設置できないというケースがあったりするが、同社の商品は、それを解消する商品が多く展示されていた。壁や天井がなくても、鉄パイプ一本が立っていればそこに設置ができたいなど、条件を選ばずカメラが設置できる環境にできることが強みだ。

 

 

 

 

このような、防犯関連の商品は、5年前ほどから引き合いが強くなっているという。

 

ただ、これらの商品は、いずれも「警報機が鳴る」という「威嚇」だけであり、警報機が鳴った後、誰かが現場に駆け付けるということは起きない。その先の問題は、警備会社等の仕事になるだろう。

 

以前、MIRUでも、警備大手「ALSOK」についての記事を掲載していたが、深刻な被害を受けている業者は、この警報機センサーと警備会社の存在が、力強い存在になるだろう。

 

 

(IRUNIVERSE Hatayama)

 

 

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