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元鉄鋼マンのつぶやき#8 こげ茶色のビル

 鉄や鋼の弱点の一つは“錆びる”ということです。錆びるという現象は極めて緩慢な酸化つまり燃焼ですが、鉄の場合は、様々な錆の形態をとります。鉄と酸素が1:1の「スケール」(FeO)、「赤錆」と言われるFe2O3、「黒錆」と言われるFe3O4などが代表的なものです。このうち「赤錆」は、どんどん腐食が進行し、鋼を劣化させます。一方「黒錆」は、硬質で非常に緻密な酸化膜を表面の形成し、その内側に酸素を侵入させません。つまり、錆はそれ以上進行しません。ちょうどステンレスなどの不働態膜の形成に似ています。だから「黒錆」を発生させれば、極論すれば塗装はいらなくなるのです。
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