カザフスタン、タングステン生産再開を準備 中国の江西銅業系企業が協力へ
カザフスタンがタングステン採掘の再開に向け準備を進めている。7月1日のFerroynetの報道によると、カザフスタンのロマン・スクリャル第1副首相が6月26日に、中国金属投資会社の佳シン(金3つ)国際資源投資(Jiaxin International Resources Investment)の経営陣との間で、同国のバクタ・タングステン鉱の開発について協議した。開発には中国からの投資を仰ぐ見通しだ。
カザフスタンの地図と主要鉱山
(出所:JOGMEC)
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バクタ・タングステン鉱はカザフスタン南東部のアルマトイ州ウリカイ・バクタ山に位置する。タングステン埋蔵量は1億2000万トンと見込まれ、カザフスタンでも最大規模。今回の開発プロジェクトの総投資額は3億5000万ドル(約563億円)に上る予定だ。カザフスタン側は、採掘プロジェクトにより約1000人の雇用創出を見込む。
佳シン国際資源投資は中国江西省政府系の金属大手である江西銅業系列の金属投資企業。2024年1月に中国ネットメディアの騰訊網が伝えたところによると、同社はバクタ・タングステンの開発に注力する企業で、江西銅業が発行済み株式の4割強を保有する。ほかに香港恒趙国際や中国鉄路建設国際投資、中国土木工程集団などが出資する。1月に香港証券取引所に株式上場を申請したと伝わっており、2024年中に香港市場に上場するとみられている。
カザフスタンはタングステンの埋蔵量は多いが鉱石の品位が低く、ソ連の崩壊後はタングステン採掘が立ち消えになっていた。ただ、足元では軍用などの需要増加を見込みタングステン生産に乗り出す機運もみられる。韓国でも閉山しているタングステン鉱山の再開の試みがある。
(IR Universe Kure)
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