古河電気工業の銅条・高機能材事業部門は5日、リフロー錫めっき事業から撤退すると発表した。順次、製造・販売を停止し、2026年3月末に同事業から撤退予定。
対象商品は三重事業所にて製造するリフロー錫めっき条全般。同製品はコモディティ製品として汎用性が高く、海外ローカルサプライヤーの参入で競争環境が厳しくなってきたことが要因となった。
同社は中期経営計画2022-25「Road to Vision 2030 -変革と挑戦-」で掲げている資本コストや資本収益性の観点に基づき製品ポートフォリオの見直しを実施。同事業について検討を進めた結果、将来的な事業環境の改善が見込めないことから、撤退を決定した。
(IRuniverse K.Kuribara)