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東芝のニオブチタンLIBは新たな需要を喚起するか?

 東芝(および双日、CBMM)は先月、ニオブチタン酸化物(Niobium Titanium Oxide、以下、NTO)を負極に用いた次世代リチウムイオン電池を試作型のEVバスに搭載したことを発表している。ユニークな、ニッチなリチウムイオン電池の製造が得意な東芝らしい新型電池である。

 

 供給的には安定し、価格も安定しているニオブ、のなかでもニオブのトップサプライヤーであるブラジルCBMM社のニオブを採用したことが重要なポイントになっている。

 

 先月のリリースは以下である。

SCiB™Nb | 東芝 二次電池 SCiB™ | 東芝

 

 NTOを負極に用いたリチウムイオン電池を搭載した電気自動車の走行は世界初となり、今後3社は、各社の技術・ノウハウ・知見を最大限に活用し、2025年春のNTOを用いた次世代リチウムイオン電池の製品化およびグローバルでの販売に向けた活動を推進していきます。とのこと。


 

 この電池の関係者によると、ニオブをたっぷり使うことで、電池のエネルギー密度が格段に上がるのだという。ブラジルCBMM社はこの東芝NTO電池のために五酸化ニオブの生産を開始した、という。原料の供給不安もなく、エネルギー密度も高い、それでいてリーズナブルなコストで提供できれば、新たな市場を獲得することはそう難しくないだろう。


 

最近1年間の五酸化ニオブ価格の推移($/kg)


 

(IRuniverse)


 

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