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スキー場跡地をバイオマス発電所に転用、日本駐車場開発が初の試み

新設する木質バイオマス発電所のイメージ図

 

 

 テーマパーク事業や別荘地の再生事業などを手掛ける日本駐車場開発(大阪市北区)は25日、群馬県片品村の旧ほたか牧場スキー場跡地に木質バイオマス発電所を新設することを決めた、と発表した。脱炭素化に向けた事業を展開するグループのスマートグリーンエネルギー(東京都千代田区)が、地元に事業会社を立ち上げる。同社によると、スキー場跡地でのバイオマス発電所新設は国内では初めてとみられるという。

 

 

握手するスマートグリーンエネルギーの渥美謙介社長(右)と、片品村の梅澤志洋村長

 

 

 日本駐車場開発グループでは、スマートグリーンエネルギーを2022年に発足させ、グループの事業地で、地域に根差した循環型エコシステムの確立を目指した事業を展開。23年8月には、1号案件として、栃木県那須町で、バイオマス発電所を稼働させた。

 

 今回、そのノウハウを生かして、群馬県片品村にスマートグリーンエネルギーの子会社を設立。17年にスキー事業を閉鎖していた旧ほたか牧場スキー場跡地に木質バイオマス発電所を建設することにした。

 

 新事業では、解体予定だったスキー場施設を、発電所に転用して発電するほか、ゲレンデだった区域には植林を進めるという。

 

 発電の原料となる木質チップは、地元の片品村役場と連携。これまで利用されていなかった製材に適さない木材や、森林に放置されていた間伐材などの未利用木材を活用する。発電した電力は、主に村の公共施設に供給する計画だ。

 

 日本駐車場開発は「施設収益から植林や間伐などの森林整備につなげていく、地産地消・循環型の持続可能な地域づくりを目指していく」としている。

 

 

(IRuniverse Kogure)

 

 

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