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三菱ケミカル 炭素事業の構造改革を発表

 三菱ケミカルは、81日、同日開催の執行役会議において、連結子会社である三菱ケミカル株式会社の炭素事業における収益改善に向けた構造改革の方針及びコークス事業の生産体制最適化について決議したと発表した。

 

1. 概要

 同社は、202112月に公表した経営方針「Forging the future 未来を拓く」に基づき、炭素事業を「分離・再編し、独立化をすすめる事業」と位置付け、カーブアウトに向けて検討を進めてきた。

 

  一方で、同事業は国内鉄鋼業界の需要動向を踏まえ、香川事業所におけるコークス炉設備縮小や輸出出荷設備増強を進め、海外輸出展開型のビジネスモデルへと変革してきたが、足元は中国を中心とした鋼材需要の不振に伴い海外コークス市況が低迷しており厳しい事業環境となっいる。

 

 このような環境下、同社は、同事業のカーブアウトよりも生産体制及び販売政策の見直しが急務であると判断し、香川事業所で有するコークス炉の更なる生産規模縮小を決定。加えて、国内外の販売ポートフォリオの見直しや追加の合理化策等を実施し、市況変動に左右されない事業構造へ転換する。

 

 なお、同社グループ全体の事業ポートフォリオにおける炭素事業の中長期的な位置づけに関しては、同構造改革を着実に推進し引き続き検討していく。

 

2. 生産体制最適化の詳細・日程

(1) 対象工場所在地:香川事業所

(2) 事業内容:コークスの製造

(3) 生産能力:現有のコークス炉250門を150門に縮小

(4) 時期:20253月末までに対象となる100門での生産を終了

 

3. 今後の見通し

 2024 81日開催の執行役会議で決議した本構造改革に伴い、炭素事業は販売ポートフォリオの見直しによる売買差改善やコスト削減等により 2026 3月期からの黒字化を目指す。また、生産規模縮小を決定したことに伴い、非経常損失として 2025 3月期第2四半期において約 70 億円の固定資産減損損失を計上する見込み。加えて、2025 3月期第2四半期以降において撤去費用等を計上する見込みだが、影響額は現在精査中であり、公表すべき事項が発生した場合には速やかに公表するとした。

 

 

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