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エンビプロ中期計画を発表、29年6月期に経常利益47億円

 エンビプロ・ホールディングスは22日、5カ年の中期経営計画(中計2029)を発表した。2029 年6月期の目標値は売上高が860億円、経常利益が47億円、ROE(自己資本利益率)が14.0%、ROIC(投下資本利益率)が9.0%。24年6月~29年6月の5年間でCAGR(年平均成長率)は売上高10.5%、経常利益21.4%を見込む。

 

 

 「サーキュラーエコノミー(CE)をリードする」の事業戦略コンセプトの下、この5年間でコア戦略である「モノづくりを支えるCE」と「地域を支えるCE」を推進する。「創発的能力を備えた自律した個人の規律ある集団」の形成にも注力する方針だ。

 

 

 主軸となるグローバルトレーディング事業では、鉄スクラップ価格の国内高・海外安に対応するため、国内電炉メーカーとの連携を強化し、国内販売量の拡大を目指す。好調に推移する中古車やコンテナなどの物流代行サービスでは、人員の増強を行うほか、新規商材の取り扱い開始を検討していく。29 年6月期の同事業の目標値は売上高が555億円、経常利益が13億5000万円。

 

 

 国内市場の成長が予想されるリチウムイオン電池(LIB)リサイクル事業の目標値は売上高が22億円、経常利益が3億円。当分の間は先行投資を続ける計画となっている。今後は①工程廃材や廃LIBの調達力拡充②ブラックマス製造拠点の拡充③湿式精錬実証プラントの稼働――に取り組むことで、国内トップシェアを目指す。なお、湿式精錬実証プラントについては現段階で中期計画には盛り込まれていない。

 

 

 同社は23年8月に中計2028を発表しているが、変化の激しい市況に柔軟に対応するため、1年ごとに内容を見直すローリング方式を前年に引き続き採用。今回の中計2029の策定に至った。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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