MARKET TALK現地9月26日 Ni除いて軒並み上伸中国景気刺激策の強化などで
現地26日のLMEは、ニッケルのぞいて軒並み上伸。
26日、中国が中央政治局会議 を開催し、積極的な財政政策を推進し、景気刺激策を一段と強化する方針を発表したこ とが好感されたうえ、これを受けたアジアや欧米株高が買いを支援した。ニッケルは利益確定売りなどで反落。
カッパー3Mは大幅に4日続伸、前日比267.5ドル(2.7%)高の、10,080.5ドルが終値。HIGH10,090.0ドルは6月7日以来の高値。現物終値は、前日比267.20ドル高の、9,944.84ドル。理論建値は為替145.61円でキロ1,510円。NY銅直近限月物は前日比ポンド6.01セント高の439.28セント($9,684/t)。理論建値はキロ1,452円。国内建値に60円ほどの上げ余地。LME在庫は前日比300トン減少の30万3050トン。
アルミ3Мは急反発、前日比73.0ドル(2.9%)高の2,611.5ドルが終値は6月6日以来高水準。HIGH2,620.0ドル。現物終値は、前日比80.04ドル高の2,598.02ドル。LME在庫は前日比2500トン減少の79万8025トン。
ニッケル3Mは5日ぶり反落、前日比51ドル安の16,745ドルが終値。HIGH16,870ドル。現物終値は、前日比56.59ドル安の16,497.51ドル。LME在庫は前日比5676トン増加(ロッテルダム5000トン弱)の13万0080トン。
鉛3Mは4日続伸、前日比40.5ドル高の2,137.0ドル、亜鉛3Mは急反発、前日比101.5ドル(3.4%)高の3,099.0ドル、錫3Mは反発、前日比333ドル高の、32,435ドルでそれぞれ引けた。
26日のNYダウは反発、前日比260ドル36セント高の4万2175ドル11セントで終了。景気敏感や半導体銘柄に買い。
26日の日経平均は反発、前日比1055円37銭高の3万8925円63銭が終値。円下落で自動車株に買い。
NY金は続伸、銀は反発。終値の、前日比は金は9.7~11.9ドル高、中心限月の12月限が、10.2ドル高の、2694.9ドル。銀は32.1~35.1セント高、12月限が前日比32.3セント高の3234.1セント。金12月限は続伸、好調な経済指標も押し目買い。PGM系はPt続伸、Pd反発。Pt1月限は、前日比20.9ドル高の1022.2ドル。Pd12月限は、前日比12.80ドル高の1051.20ドル。NY原油は続落、英FTなどの増産開始報道が重し。11月限は、前日比2.02ドル安の67.67ドルが終値。NY外為で対ドル円相場は横ばい、前日から変わらずの144円80銭で推移(引け間際)。
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