住友金属鉱山、リサイクルリチウムを使用した電池正極材評価で性能確認
2024/10/02 14:58 FREE

住友金属鉱山は2日、自社のリチウムイオン二次電池(LIB)リサイクルのパイロットプラントで回収した中間物から関東電化工業が高純度化したリサイクルリチウムを使用したLIB用正極材について、天然資源由来のものと比較し、両者が同等であると確認できたと発表した。
今後はニッケル・コバルト・リチウムすべてのリサイクル原料となる電池正極材の評価を顧客のもとで進める予定だ。
また、住友金属鉱山はLIB リサイクルに関して、乾式製錬と湿式精錬の組み合わせにより不純物含有量の多い使用済み LIBも効率的に処理することが可能なプラントの建設を進めている。東予工場(愛媛県西条市)とニッケル工場(愛媛県新居浜市)内で建設中の同プラントは、26年6月の完成を予定しており、設備能力(原料処理量)はLIBセル換算で年間約1万トンを計画している。
(IRuniverse K.Kuribara)
関連記事
- 2025/07/13 週刊バッテリートピックス「パナ、米電池工場の増産見直し」「中古EVに診断書」など
- 2025/07/12 欧自動車ステランティス、中国合弁が破産 国産車人気にあらがえず
- 2025/07/11 PFU ビン色選別やLiB検知の廃棄物分別特化AIエンジンを開発(後)
- 2025/07/11 PFU ビン色選別やLiB検知の廃棄物分別特化AIエンジンを開発(前)
- 2025/07/11 東レリサーチセンターと積水化学 二次電池評価試験に関する連携開始
- 2025/07/11 ビスマス輸入Report#4 中国取引制限後 韓国から大阪への輸入集中
- 2025/07/11 よう素輸出Report#7 2025年輸出平均単価下落に合わせて輸出量増加
- 2025/07/11 アンチモン輸入Report#17塊粉 輸入平均単価 1年半で5倍上昇
- 2025/07/11 アンチモン輸入Report#16酸化物 2025年5月まで16か月間で輸入平均単価5倍上昇
- 2025/07/10 インドからの風:鉄鋼・資源生産は増加、製造業PMIは3カ月ぶり低下