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日本製鉄、電炉転換に向け政府支援事業応募を決定

 日本製鉄株と日鉄ステンレスは11日、10月8日に公募が開始された、GX推進法に基づく「排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業(事業Ⅰ(鉄鋼))」に応募することを決定したと発表した。高炉から電炉プロセスへの転換が目的。

 

 日本製鉄は2022年10月に瀬戸内製鉄所広畑地区において電炉の商業運転を開始し、ハイグレード電磁鋼板をはじめとする高級鋼を電炉一貫で製造・供給している。また、24年5月以降は、30年の脱炭素目標を確実に達成するため、更なる高炉プロセスから電炉プロセスへの転換について本格検討を進めてきた。

 

 今回の事業参画を契機として、九州製鉄所八幡地区における大型電炉プロセスへの転換、瀬戸内製鉄所広畑地区における電炉増設など、同社グループの高級鋼製造拠点での鉄源プロセス転換の実装化を目指す。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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