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高機能金属展・ステラ(株)と言う不思議な商社のビジネスモデル

 これまで50年以上金属と係わってきた記者が初めて展示会でこんなに多くの材料を展示した企業を初めて見受けた。まるで同社の全部の商品を展示したのでないかと思われる幅広い材料の展示を見学者に披露した。

 

写真:ステラ社の多くの材料群と加工品

 

 同社のビジネスモデルは、材料を作る製造メーカーとユーザーとの間で、素材をそのまま販売するのではなく、ユーザーのニーズに沿って加工して販売する商社と言うが材料加工メーカーに近い。

 

写真:ステラ社の写真

 

 どの様な発想でその様なビジネスモデルに到着したのか同社の社員に聞いてみた。元々ばね材料問屋であったそうだ。ばね材は既に部品の一部の材料である。特に時計を見れば、ばね材は時計の重要部品である事は自明である。

 

写真:ステラ社の細くスリットで柔軟なSUSパイプを活用した事例

 

 展示物の一つ一つのニーズを聴きたくなる様な展示材料の中で、SUSの細いパイプにスリット加工をした所、細いパイプは自在に曲がるパイプになり、更にそのスリットから水を噴射すると細いパイプの清掃ができるスプレーにもなる。

 

 こんな難しい用途開発を厭わない商社なぞ世の中に存在するであろうかと思われる貴社の偏見をよそに、同社社員の熱い説明が続く。

 

 商社は左から右へモノを動かすだけで利潤を貪る集団と思っていた記者は、この様な小さな材料に付加価値を与える知恵を自ら発見する技術集団の商社が存在することを侮っていた自分を恥じた。

 

 

(IRuniverse Katagiri)

 

 

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