【年末企画・錫】供給不安から3度の大波を経験
2024/12/26 10:43
2024年のLME錫相場(現物)は、比較的落ち着いた23年の値動きから一転、大きく上振れする形で推移した。資源ナショナリズムの高まりを背景にインドネシア、ミャンマーなど主要産出国の供給量が減少する一方、電子機器の生産回復を映して主力のハンダ用途を中心に需要が盛り上がりをみせ、供給ひっ迫が市場で強く意識されたからだ。大きく分類すれば4‐5月、7月、10月と3度、1トン3万5,000ドル前後の大波を経験、1年を通しても高水準が続いた。24日現在は大台を切る2万9,000ドル台で推移しているが、それでも年初比では13%超高い水準にある。供給懸念を引きずったまま、25年を迎えようとしている。
関連記事
- 2025/05/01 米中貿易摩擦緩和期待でLME鉛相場堅調、スタート鉛建値は9円引き上げ342円に
- 2025/04/30 【貿易統計/日本】 2025年3月の廃バッテリー輸出推移統計
- 2025/04/30 【貿易統計/日本】 2025年3月の日本のすず地金輸出入統計
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の亜鉛地金輸出入推移
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の鉛くず輸出入推移一覧表
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の電気鉛輸出入推移一覧表
- 2025/04/28 環境省の廃棄物処理制度小委で不適正ヤード対策議論始まる――制度的措置へ作業本格化
- 2025/04/28 電子部品国内生産#2配線板 フレキ配線板需要 緩やかな増加続く
- 2025/04/28 LME Weekly 2025年4月21日-4月25日 米中貿易摩擦緩和期待でCu Al上昇、Ni反落
- 2025/04/27 非鉄:LMEのキャンセルワラント(4/25)