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2025年金属業界に何が起こるのか?視点変換、米国より豪州と印度

 戦後長年、日本は米国を頼りに生きてきた国である。僕の人生でも途中で米国進出の失敗で挫折感を負った。どうもニッポンの企業経営者は、米国に進出したいとの妄想を度々持つ様だ。経営者は自らの企業を世界へ進出する第一歩が米国で有名になると一流企業になったとの妄想である。長年世界の覇権は米国が保有してきた。しかし2025年は米国の暴れ者の一人の男によって変わる事が明らかになった。

 

 正月のニュースで日本製鉄が米国進出でバイデン大統領により阻まれた事が伝えられた。鉄は国家なり、などと言う言葉がかつて日本でも叫んだ為政者が居た。今でもその様な言葉が米国の為政者の頭の中にも残存している事が明らかになった。

 

 中国やインドの経済力が勃興してきた事で、世界経済は既に米国一極の時代は終わりつつある。その事実は米国の暴れ者でも阻止する事が不可能である事は自明である。

 

 

 今後の金属業界、特に鉄鋼業界は中国に負け、米国進出も負ける場合、どこで勝負をするのか?同様に非鉄金属業界も既に中国に大負けし、海外進出は成功していない。その様な世界状況では、日本の金属業界は印度や豪州にもっと注目して新たな境地を探すべきではないだろうか?

 

 金属業界は、鉄も非鉄も資源の豊富な豪州と今後拡大する印度市場を結ぶ新たな革新的ビジネスモデルにもっと注目し、市場開拓で新天地を目指すべきではないだろうか?

 

 米国市場はトランプにより市場経済リスクが既に顕在化しており、トランプに振り回される今後4年間は非常に重要なCN(カーボンニュートラル)時代の岐路に至る時間である。企業経営者の視点の変換が求められる時代である。

 

 

(IRUNIVERSE Katagiri)

 

 

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