鉛バッテリースクラップ市場近況2025#6 夏本番も上げ渋りの相場―LMEや製錬各社の個別事情が要因
2025/07/02 21:57
発生薄になる夏場入りをしてもなお、鉛バッテリースクラップ市況は、調整色を引きずっている。LME相場(現物)が、直近上げ基調ではあるものの6月下旬まで1,950ドル台で揉みあっていたため、3日現在、5月下旬比2円安の103円(仲値)の水準にある。また、集荷力がある中華系・国内二次製錬の買いが弱まっていることも背景にあるという。一方、LMEの上げを含め、新たな強材料要素となる噂も出ており、先高観を否めない状況となっている。
関連記事
- 2025/07/03 亜鉛のニルスター、豪精錬所が閉鎖の危機 公的支援あおぐ、アンチモンなども生産
- 2025/07/02 鉄鋼・非鉄関連会社の決算発表予日定一覧 :発表時間を追加
- 2025/07/02 2025年6月LMEスズ相場&在庫の推移一覧 3カ月ぶり反発 在庫減少が支え
- 2025/07/01 2025年 6月LME鉛相場&国内鉛建値の推移 続伸、亜鉛に連れる
- 2025/07/01 2025年6月LME亜鉛相場&国内亜鉛建値推移 横ばい、長引く中国不動産不況が重しも後半ショートカバから急反発
- 2025/07/01 在庫ひっ迫でLME銅相場上昇、スタート銅建値は20円引き上げの1,500円に、亜鉛・鉛もUP
- 2025/06/30 【貿易統計/日本】 2025年5月の廃バッテリー輸出推移統計
- 2025/06/30 【貿易統計/日本】 2025年5月の日本のすず地金輸出入統計
- 2025/06/30 LME価格変動に伴う25年度の業績影響について:古河機械金属
- 2025/06/30 LME価格変動に伴う25年度の業績影響について:DOWA HD