25年リチウム市況#1 上値試す展開に1,500元高――春節明けが当面の焦点に
2025/01/24 17:37
25年のリチウム市況のスタートは年明け早々のタイミングで底値を確認する形になり、上値を試す展開をみせている。主要指標の炭酸リチウム(99.5%、China)で24日現在、直近の安値に比べ1,500元高の1トン7万6,500元(仲値)の水準にある。主力主向け先のEV(電気自動車)などを対象にした買替補助金制度の1年延長が決まり、これに28日からの春節休暇を前にした在庫手当ての動きが重なり、市場心理が売り手優位に傾いた。ただ、川下中心に在庫余剰感もなお残っており、2月5日の春節明け以降も買い意欲が持続するのか、それが当面の市況動向を占うポイントになってきた。
関連記事
- 2025/07/12 欧自動車ステランティス、中国合弁が破産 国産車人気にあらがえず
- 2025/07/11 ビスマス輸入Report#4 中国取引制限後 韓国から大阪への輸入集中
- 2025/07/11 よう素輸出Report#7 2025年輸出平均単価下落に合わせて輸出量増加
- 2025/07/11 アンチモン輸入Report#17塊粉 輸入平均単価 1年半で5倍上昇
- 2025/07/11 アンチモン輸入Report#16酸化物 2025年5月まで16か月間で輸入平均単価5倍上昇
- 2025/07/11 タングステン系スクラップ 渇いた砂漠に一滴の水程度の供給にとどまる
- 2025/07/10 インドからの風:鉄鋼・資源生産は増加、製造業PMIは3カ月ぶり低下
- 2025/07/10 経済産業省の重要鉱物安定供給確保に向けた取組方針:戦略的分析と展望 その3
- 2025/07/10 経済産業省の重要鉱物安定供給確保に向けた取組方針:戦略的分析と展望 その2
- 2025/07/10 経済産業省の重要鉱物安定供給確保に向けた取組方針:戦略的分析と展望 その1